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自覚の朝

水の流れに身をまかせて 漂うようだ

怒りも、悲しみもない

奢りも、焦りもない

いつもと変わらない朝食

食べるために食べるのではないことを

身体の細胞が自覚する

美味しいという満足感よりも

味をはっきりと知覚しながら 目をひらき

生物としての役割をまっとうする

食べること 眠ること 動くこと 呼吸

生命の営み

何が得られるかなどと、傲慢になる前に

まずは、全体の一部であることを自覚し

命を目一杯に輝かせよう

林の中に降り注いだやさしい日の光

そんな、やわらかい心だ

そして、『私はその光の一部だ』


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