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2021年1月、日本に一時帰国!(ベトナムでのPCR検査について)

Chao! 

前回の投稿からすっかり間があいてしまったが、実は今年の1月15日から2月25日にかけて、日本に一時帰国をしていた。

今回はベトナム出国→日本到着まで実際に体験したプロセスについて、書いていきたいと思う。(ちなみに今はハノイのHyatt Regency West Hanoiにて隔離生活をしています。この話については、また今度~!)

さて、遡ること2020年の12月頃。ハノイの生活を楽しんではいたものの、そろそろ日本に一時帰国したいな~と考え始めていたときに、JTBハノイの知り合いを通じてJTBさんが日本→ベトナムへの団体渡航便を企画していることを知った。

「一時帰国」するには、当然だが日本へ行ったあとベトナムへ戻ってこれる目途が立っていなければならない。今の日越間の渡航状況を一言でいえば、ベトナムから日本への帰国は簡単だけれど、その逆が難しい。なぜなら、ベトナム→日本行きの便は定期的に飛んでいるけれど、日本→ベトナム行きの便を飛ばすためには、事前にベトナム政府の承認を得る必要があるからだ。

当初予定されていた日本→ベトナム行き便の日程は2月8日。日本では一応到着後2週間の自主隔離が求められるため、自主隔離2週間+自由期間1週間の計3週間日本に滞在するつもりで、1月15日に日本帰国をすることにした。

もともとは日本到着後にPCRを受けるだけで良かったのだが、ちょうど1月13日に東京+3県が緊急事態宣言を発出した後だったため、日本出国前72時間以内のPCR検査証明書を取得する必要があった。

●日本に帰国するために必要なPCR検査を受けることができる医療機関(在ベトナム日本国大使館調べ):https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20210109PCR.html

私の場合は上記URLに記載のあった「108病院」というところで検査を受けた。こちらを含め本HPに記載されているPCR検査が可能な機関は全てローカルらしく、「ベトナム語に不安がある人はベトナム人についてきてもらうように」との一文があったが、能天気な私は「きっと何とかなるだろう」と思い、当日予約なしで1人で向かった。

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到着後、いかにもローカルな風貌と、現地ベトナム人で溢れかえっている光景に、「1人で来て大丈夫だったのだろうか」といった一抹の不安が押し寄せてきた。

看板や表示も全てベトナム語で、人が多く、とにかく広い。初めの5分間は無意味に同じ場所を行ったり来たりしていたが、途中でこんなところで時間を無駄にしている場合ではないと正気に返り、受付らしき人に「PCR検査を受けるところはどこですか」と意を決して英語で問うてみた。

「ああ、それなら92の方へ行くといいよ(結構前なので100%の確証はないが、確か92番だったと思う)」と言われて、その番号が書いてある受付へと向かった。そこにはすでに、PCR検査を受けに来たと思われるベトナム人が数人並んでいた。

英語なら通じるだろうと思い1人で乗り込んだ私だったが、思いのほか英語が通じなかった。今思うと天の救いだが、たまたまそこに日本語ができるベトナム人がおり、彼女もちょうどPCRを受けに行くところとのことで、同行させてもらうことになった。

彼女がいなければ、私は間違いなくこの日PCR検査を受けることができなかっただろう。病院の中はまるで迷路のようで、ベトナム人である彼女でさえ、PCR検査会場にたどり着くまでに散々迷っていた。そしてどこにいっても、人・人・人。人口密度の高さを、改めて実感した瞬間だった。

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迷い歩き続けること10分。とうとうPCR検査会場に到着した。

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他がごった返していたのに比べて、PCR検査会場はかなり人が少なかった。とりあえずたどり着けたことに安堵しつつ、私の中ではもう一つの不安が芽生えていた。何を隠そう、「PCR検査」そのものに対する恐怖である。

PCR検査には「鼻咽頭ぬぐい液」と「唾液」の二通りのやり方があるが、日本入国に際して求められているのは「鼻咽頭ぬぐい液」。鼻の奥に綿棒を入れてぐりぐりされるイメージがこびりついていた私は、まだ知らぬ痛みに結構な恐怖を抱いていた。

さて、びくびくしながら部屋に入ると、防護服を着てマスクをした医者が待ち構えていた。緊張で怯えていたが、よく見るとなかなかカッコイイ顔をしている。誰かに似ているなぁ・・・あ、そうだ、愛の不時着に出てくる悪役・チョルガンだ!(悪役といえどもなかなかのイケメンだと思うが、どうだろうか)

そうこうしているうちに、なが~い綿棒が鼻に挿入された。うぁぁぁーいた・・・くない?

時間にして2秒だろうか。入ったと思ったらすぐに終了。痛みも感じず、文字通り「一瞬」だった。(怯えて損した!)

ということで、ベトナムのPCR検査は全く痛くありませんので、ご安心を。(ちなみにその後ベトナム入国のため日本でもPCR検査を受けたが、どちらかというとそちらのほうが痛みを感じた気がする。どちらも一瞬ですが)

次の日、病院で陰性証明書を取得。日本到着後は成田空港で再度PCRを受け(こちらは唾液を使うため、痛みゼロ)、夫が迎えに来てくれた車に乗って東京の実家へと向かった。

さて、次は日本→ベトナム入国までの流れを書いていきたいと思います。遅くなったので、今日はここまで。Chúc anh/chị/em ngủ ngon! おやすみなさい!

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