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JR会津柳津駅~New Edition~、始動。

大変ご無沙汰しております。事務局です。継続は力なりという言葉がありますが、ものの見事に正反対の道を進んでいます。

さて、2024年4月13日(土)、柳津町の玄関ともいえるJR会津柳津駅が待望のリニューアルを果たしました。お越しくださいました皆様、ありがとうございます。

かつて、無人駅にもほどがあると言っても過言ではないもの寂しさを醸し出していた会津柳津駅。只見線から降り、誰も居ない寂寞とした風景に驚かれた方も多かったのではないかと思います。リニューアル後は一転、人の温もりが集う場所として様相新たに皆様の憩いの場として生まれ変わっています。

駅舎入口


ホーム側から

んん………椅子が可愛いっすね………県産材を利用して作られているんだとか。内装もすごいので、ほんの少しだけですがご紹介します。

待合室

待合室。建設当時の趣はそのままに、白を基調とした明るい雰囲気。

写真右側の四角い箱は、ちょっと珍しい形のコインロッカーです。JRの駅ではなかなか見かけないコンパクトさゆえ、残念ながらキャリーケースは入らないんですが、大きめの手荷物はしっかり入ります。ぜひご活用ください。

喫茶 日めくり(カフェ)

待合室の奥に広がるカフェスペース

注文カウンターに色とりどりの瓶が並ぶ「喫茶 日めくり」。町内在住のバリスタが土日限定で常駐し、一息つける時間を提供していきます。オリジナルのブレンドコーヒーはもちろん、「日めくりソーダ」「日めくりクリームソーダ」も登場。メニューや営業時間については、喫茶日めくり公式Instagram(@kissahimekuri)でご確認ください。近々、駅酒場が誕生するとの噂が……目が離せませんね。

スタッフもさっそくいただきました。美味ーッ!

皆様もよくご存知のことと思いますが、只見線は全国のローカル線のなかでもずば抜けて待ち時間が長いことで有名な路線です。都会の路線のように、一本見逃すということが気軽に出来ない。もう何を差しおいてもとにかく来ない。「来ない」というと文句じみているので、余白がある、としておきましょう。

9:38発の上り電車が行ってしまうとその次の上り電車は13:21発、何なら下り列車は14:05まで時間が空く、という怒涛の余白があります。「どう過ごすのも自由」というのは、過ごせる場所があるから言えるわけで、残念ながら柳津駅前は駅がポツンとあるような場所なのです。

その場所に救世主ともいえるカフェが爆誕しました。ありがたいの極み。美味しいコーヒーがあるだけでもありがとうなのに、カフェスタイルで楽しめるなんて。電車の待ち時間、旅の思い出話やお気に入りの本と一緒にカフェブレイクもいいかもしれません。

赤べこ張り子工房Hitarito(工房)

町内初の赤べこ工房が駅舎内にOPEN。

柳津町唯一の赤べこ張子職人・伊藤千晴さんが柳津駅内に工房をOPENしました。喫茶「日めくり」さんのお隣、駅舎内最奥になります。本当に本当におめでとうございます本当に嬉しい。

2022年秋に発表された「柳津オリジナル赤べこ」を筆頭に、全国展開している伊藤さんの張子。柳津へ遊びに来てくださった皆様からも「カワイイ!」と絶賛の嵐を受け、堂々の登場となりました。やったね!

駅舎OPENに合わせてデザインされた、世界にたったひとつの張り子。

紅、白、その他モダンカラーなど様々なカラーバリエーションの張り子を展開しており、大きな節目などにはさらにオリジナリティの高いデザインの張子も登場します。駅舎内限定で販売されているデザインの張り子も登場しているようです。ぜひ一度ご覧になっていってくださいね。

駅舎内の工房は、職人の手によって張り子が出来上がっていく工程の見学から絵付けワークショップまで、張り子を今まで以上に身近に感じられる「体感型の工房」としてレイアウトされています。

伊藤さんの商品情報および工房のOPEN状況については、張子工房HITARITO公式Instagram(@hitarito_hariko)または公式HPをぜひチェックしてください。とにかく「カワイイ」が詰まっているアカウントです。今後、工房内の様子も覗き見できちゃうかもしれません。貴重すぎる。事務局も微力ながら伊藤さんの活動を応援していきます。

駅舎観光案内窓口

駅舎専属スタッフがご案内します

この春に新しいスタッフ陣を迎え、柳津町内をはじめとする観光案内を強化していきます。なにとぞよろしくお願いします。荷物のお預りは駅舎内のコインロッカーをご利用いただくか、観光案内所にて承ります(300円/人)。ほんのちょっと坂道をおりていただくことになりますが、ぜひお気軽にお越しください。

駅舎の様子から町のイベント情報まで、柳津駅観光案内窓口(@yanaizu_sta_info)からお届けしていきます。

新生・会津柳津観光駅長「やなぎまる」

JRより正式に委嘱を受けた会津柳津観光新駅長「やなぎまる」。

赤べこ家族の末っ子「やなぎまる」、大栄転しました。「牛歩」とは縁遠い早さの出世スピード。恐らく本人がいちばん戸惑ってます。

昨年の秋ごろから観光案内所入口で皆様をお迎えしてくれていましたが、今春からは柳津の玄関口で皆様をお迎えします。お写真やお手を触れるなどはOKですが、上に乗ったり無理な移動をさせることは禁止とさせていただいています。どうぞ穏やかに愛でてあげてくださいませ。

駅長としての大抜擢を受けたやなぎまるも、駅長帽子をいただいた瞬間はいささか緊張気味でした。皆様に可愛がっていただきながら貫禄もついてくると思います。何卒よろしくお願いいたします。

いや帽子そこなんだ…かわいいな…

オープニングセレモニー&駅フェス

そして4/13(土)、柳津町は春に浮かれ(良い意味で)、お祭りの1日となりました。好天かつ桜も満開直前。道の駅では「第2回桜&Sweetsウォーク」、JR会津柳津駅前では「第6回あいづやないづモダン駅フェス」が開催され、多くの方にお越しいただきました。ありがとうございます。

駅フェスの様子
桜ウォークの様子

とにかく人、人、人、の町内をほぼ初めて見ました。陽射しもあり、春にしては大変暑い中での開催となりましたが、桜の助けもあって皆様を無事にお見送りできたかと思います。たくさんのご参加・ご来場ありがとうございました。

春のお祭りが終わり、赤べこ家族も持ち場に戻っていきました。満子ママにはもう少しの間だけ駅前にて息子くんの活躍を見守ってもらっています。会津柳津駅にお立ち寄りの際は一緒にお写真を撮っていってください。

「あとは若い者たちに任せて…」と早々に持ち場へ戻った父。

なんだかんだ父がここに居てくれると安心感すらある。引き続きよろしくお願いします。

あとがき

新しい出来事があれもこれもと始まった柳津町。市街地や都会からは少しアクセスに難ありですが、それもまた旅の醍醐味ということで、またお越しくださいね。


最後に、会津柳津の新たな門出を一緒にお祝いしてくださいました皆様。
本当にありがとうございました。

新生・柳津町、ぜひよろしくお願いします。


事務局

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