夏の北陸周遊旅 その1
皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!
ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
ホテルマンの鉄道旅行記
今回からは学生時代に関東へ住んでいたころ、3泊4日で北陸旅行に出たときのお話をさせていただきます。この第1回を書いている半年後の2024年3月には北陸新幹線金沢~敦賀(つるが)間が延伸開業し、北陸の鉄道はまた大きくその姿を変えることになります。この旅行に出た2017年の光景もいずれ貴重な記録になると思いますので、ここに書き記しておこうと思います。
今回の旅の始まりは品川駅から。私は当時、池袋駅から出ている東武東上線沿線に住んでいましたので、池袋から山手線で品川駅までやってきました。東海道新幹線のきっぷを改札機に通したこの瞬間から、私の北陸旅が始まりました。
まずは名古屋方面行きのN700系こだま号に乗車しました。時間がかかる代わりにゆったり着席できるため、当時の私のような学生旅行者にはありがたい存在です。駅弁でも買ってゆっくり車内で過ごすのがおすすめです。
こだま号は小田原駅で早速の長時間停車。東海道新幹線のこだま号はほぼ全駅で長時間停車を行います。現在の東海道新幹線はのぞみ号を最大12本走らせる超過密ダイヤ。のぞみ12本ダイヤは、現在の日本の鉄道技術が出せる最高の答えの一つといえます。
しかしのぞみ12本ダイヤが実現できた背景には、旧式車である700系新幹線の引退が関係しています。700系が引退したことで最高速度270km/hの列車がいなくなり、全列車がN700系またはN700系S基準の285km/hで走ることができるようになったためです。
※ N700系Sは2020年デビューの最新鋭車両。Sは「究極(Supreme)」の意。
また最高速度だけではなく、加減速性能も高いレベルで統一できることから、こだま号が停車駅まで逃げ切り、のぞみ号を退避してから再発車、というサイクルがより効率よく回せるようになります。
比重でいえば、加減速性能の方が重要かもしれません。加減速を繰り返すこだま号が素早く退避駅まで逃げ切れば、のぞみ号は減速することなく駅を通過でき、列車間隔の短縮にもつながります。こうした細かい隙間時間の積み重ねが、結果としてのぞみ12本という並外れた輸送力を実現しているということです。
小田原駅からも引き続きこだま号に乗車し、静岡駅で下車しました。ここ静岡駅ではいったん下車し、新しいきっぷを購入することになります。
今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。
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