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夏の北陸周遊旅 その9

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
ホテルマンの鉄道旅行記

前回は新潟県の能生駅(のうえき)で下車し、道の駅「マリンドリーム能生」で紅ズワイガニ(ベニズワイガニ)を頂きました。今回はその続きを書いていきます!

カニを頂いた後、道の駅の窓口で自転車を借りてきました。この自転車で日本海沿いを移動していきます。

富山県の自転車旅で紹介した「富山湾岸サイクリングコース」と同じように、新潟県西部にもサイクリングコースが整備されています。それがこの「久比岐自転車歩行者道」です。名前に歩行者と書かれていますが、コース全長は32㎞に及ぶため、想定されているのは自転車が中心です。

久比岐自転車道は北陸本線の旧線跡を利用しています。元々線路が通っていた場所なので、この自転車道ではトンネルも見られます。トンネルの多くは立派なレンガ造りです。

今回は主にマリンドリーム能生から西に向かうことにしました。能生駅を過ぎてしばらくするとひたすら海岸線を進んでいくようになります。富山県と違い平野部が限られているため、日本海をこれでもかと堪能することができます。

自転車の良いところはいつでも好きなときに停車できることです。眼下の国道8号で車を運転していると、景色の良い場所を見つけても容易に停車することはできません。しかし自転車なら好きな景色を好きなだけ楽しむことができます。

少し国道沿いから外れた場所で鳥居を見つけました。

よく晴れた夏の日は日本海の波が静かです。また富山湾北西に能登半島が鎮座する富山とは違い、新潟県内では海の向こうに陸地が見えません。穏やかでどこまでも続く日本海の景色は、何度訪れても飽きることのない美しさを内包していると思います。

自転車道を進むこと約40分で、私は能生駅のお隣、浦本駅まで自転車でたどり着きました。ここは小さな集落にある無人駅ですが、富山県で立ち寄った西入善駅(にしにゅうぜんえき)とは違い海岸線にあるためか、この浦本駅の利用人数はかなり少なく、1日の利用者は約10人だけとのことです。

夕方になりだんだん返却時間が近づいてきていたので、駅の自動販売機で飲み物を買ってマリンドリーム能生に引き返すことにしました。日暮れ時の日本海も、今日1日中自転車を漕いでいた疲れを忘れてしまうほど美しいものでした。興味があればぜひ、夕方の時間から自転車で走ってみることをお勧めします!

ちなみに、能生駅や浦本駅を通る日本海ひすいライン(旧北陸本線)では列車の中に自転車を持ち込めるサイクルトレインを春~秋に実施しています。今年はもうシーズンが終わってしまいますが、近年は恒例化しているので、来年も実施する可能性が高いといえます。

実施されると行動範囲を広げやすくなりますので、自転車に乗ってみたい方はぜひチェックしてみてください!

今回はここまでです。次回からは2日目の様子も書いていきたいと思います。次回もよろしくお願いいたします!

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