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夏の北陸周遊旅 その12

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
ホテルマンの鉄道旅行記

前回は福井駅から九頭竜線に乗り、終点の九頭竜湖駅までたどり着きました。今回はその続きです!

九頭竜湖駅併設の観光拠点・和泉ふれあい会館でレンタサイクルを借りてきた私は、次の列車までの時間を利用して九頭竜湖へ向かってみることにしました。九頭竜湖駅からは約6km離れているため、歩いていくには厳しい道のりです。

というのも、九頭竜湖へ向かうには福井・岐阜県境に横たわる峠を越える国道を通らなくてはならないため、ひたすら上り勾配が続く険しい道を行くことになります。自転車でもなかなかハードなのですが、時間の都合上歩いていくと帰りの列車に間に合わないため、今回は自転車での行軍を選びました。

ちなみに九頭竜湖とは、九頭竜川の流量調節のために建設された九頭竜ダムのダム湖のことを指します。また九頭竜湖はかなりの貯水量を誇り、それを利用した水力発電も積極的に行われています。上写真の看板は九頭竜湖への道中で発見したものですが、一連の構造を分かりやすく説明してくれています。

発電所の様子も垣間見ることができました。写真奥の壁が九頭竜湖の水をせき止めているようです。現地で見るとかなり迫力があったのですが、写真だと今一つ伝わりづらいかもしれません。

そしてついに、険しい上り坂を乗り越えて九頭竜湖にたどり着きました。大きな山々に囲まれた九頭竜湖の景色は雄大です。残念ながら曇り空ではありましたが、秋になると美しい紅葉を見ることもできるようです。

せっかくなので管理棟の建物にも入ってみました。この日は見学している方は少ないようでしたが、九頭竜ダムの構造を分かりやすく解説する資料が多く展示されていました。

私は幼少の頃から鉄道をはじめとした機械モノに興味があったので、資料の一つ一つが非常に興味深く感じられました。ちょうど台風や豪雨で川が氾濫することも多い夏の時期に訪問したため、ダムへの理解を深める良い機会となりました。

管理棟の資料には、洪水の痛ましい被害の記録も展示してありました。私が乗ってきた九頭竜線も、この豪雨によって橋が流されたという記録が残っています。

九頭竜線は乗客が年々減っていることから廃線議論も一部で始まっているそうです。私は日頃から利用しているわけではないので意見することはできませんが、災害によって線路の命運が途絶えぬよう、このような水害が二度と起こらぬことを切に願うばかりです。

資料室の見学を終えた私は、九頭竜湖の景色を見ながら昼食を頂くことにしました。今回買ってきたのは「東尋坊の焼きイカスシ」という駅弁です。福井の駅弁といえば、歴史ある「越前かにめし」や焼き鯖寿司が有名なので、今回のお弁当は変わり種に感じました。

中身はこんな感じです。イカに飯を詰めるスタイルは北海道の有名駅弁「いかめし」を彷彿とさせますが、「いかめし」が醬油ベースの味付けなのに対し、この駅弁はちらし寿司なので酢をベースにしています。付け合わせのゲソも相まって、非常においしく頂くことができました。

現在は販売を終えてしまったのか、あまり見かけることがなくなってしまいましたが、駅弁大会などで見かけた際はぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

最後に、今回ご紹介した九頭竜湖の観光情報を貼り付けておきます。季節によって様々な表情を見せる美しい湖ですので、よかったら福井旅行の際に立ち寄ってみてください!

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします!

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