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夏の北陸周遊旅 その13

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
ホテルマンの鉄道旅行記

前回はレンタサイクルで九頭竜湖を訪問しました。今回はその続きです!

九頭竜湖訪問を楽しんだのち、私は再び九頭竜湖駅まで戻ってきました。帰りは基本的に下り坂なので、往路ほど必死に自転車を漕ぐ必要はありません。列車の時間に余裕をもって間に合わせることができました。

福井駅に戻る列車にも九頭竜線専用のラッピングが施されています。

そして再び乗車するこの車両。この車両の形式名は「キハ120形」といいますが、同型の車両はここ福井県のみならず、広島県・岡山県の芸備線(げいびせん)や私の住む山口県の美祢線(みねせん)など、JR西日本が管理する様々な地域で見られます。

このキハ120形という車両は、東は新潟・長野、西は福岡という広大なJR西日本の路線網を象徴する車両といえます。この車両が使われるのはほぼ全て地方路線ですが、16mとやや短い車長や前後両方に取り付けられた運転台など、1両だけでも運転できる取り回しの良さが特長の車両です。

九頭竜線のように乗客の少ない路線は、わずかな営業収入でも運営していくために運行費用を抑えることが求められます。このキハ120形は地域住民の足を末永く守っていくために不可欠な、ローカル線のスペシャリストと呼べる車両なのです。

そのローカル線のスペシャリストで、福井駅に戻ってきました。ここからは北陸本線で金沢方面に乗車していきます。

北陸本線はしらさぎ号とサンダーバード号が頻繁にやってくるので、自由席であれば列車を選ばずにすぐ乗車できます。ちょうどサンダーバード号がやってきたので、石川県の小松まで約30分ほど乗車しました。

小松では食事を頂くために下車しました。この「カレーの市民アルバ」はいわゆる金沢カレーを提供するお店の一つです。金沢カレーは全国的にも有名で、このアルバ以外にも「カレーのチャンピオン」「ゴーゴーカレー」など様々なお店がありますが、今回は狙ってアルバのお店に入りました。
※カレーのチャンピオンもゴーゴーカレーも好きです。

私の狙いはこれ、アルバ名物の満塁ホームランカレーです。トンカツ ・ハンバーグ ・コロッケ ・ウインナーのトッピングを載せた大胆な一品。このためにアルバのお店がある小松で下車しました。

カレーの味わいや豊富なトッピングとの取り合わせはもちろんですが、この迫力あるビジュアルからして満足度の高い一品です。ちなみに左端の千切りキャベツは特別なトッピングではなく、金沢カレー標準の付け合わせとなっています。

このアルバは元メジャーリーガーの松井秀喜氏も高校時代(石川県・星稜高校出身)に近所の支店に通っていたとされ、その縁があってこの満塁ホームランカレーが生まれたとも言われています。この話は諸説ありますが、素晴らしいカレーの味わいが変わることはありません。金沢含む石川県は美味しいものがたくさんありますが、変わり種として金沢カレーの食べ比べもぜひオススメしたいと思います。

満塁ホームランカレーを味わった後は再び小松駅のホームへ。普通列車がやってくるまでの間、停車する特急列車を撮影することにしました。

こちら(上写真)はしらさぎ号に使われる681系電車。以前も紹介した通り、最高160km/hまで出せるハイスペックな車両です。しかし登場当時(約30年前)の技術では十分な消音性能の走行機器を開発できなかったため、停車・発車時に独特のサウンドがホームいっぱいに響き渡るのが特徴です。

681系の改良型、683系。加減速は比較的静かです。

一方でこちらは683系。最高速度は130km/hですが、これは性能が劣るわけではなく、130km/hまでしか出せない路線で使われてきたことが理由です。実際はブレーキ機器を取り替えたらすぐにでも160km/hが出せるスペックを誇っています。車齢が若いため、北陸新幹線延伸後もサンダーバード号やしらさぎ号の主力として活躍する予定です。

この683系を見送った後すぐに普通列車がやってきました。この列車で金沢方面を目指します。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします!

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