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【旧ブログからの引越記事】懐かしの国鉄色を追いかけた日 その11

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回は当ホテルのお話ではなく、私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!

最新記事→「懐かしの国鉄色を追いかけた日 その10」
Part1はこちら→「懐かしの国鉄色を追いかけた日 その1」

桑折駅。少し読みづらい駅名です。

桑折駅に降り立った私はお目当ての485系が通過するまでじっと待ちます。上の写真にもちらっと架線柱が写っていますが、この駅のすぐ隣には東北新幹線の線路があります。485系が来るまでしばらく時間がありましたので、時折来る新幹線の通過も楽しんでいました。

防音壁が少し邪魔ですが、それでも新幹線が目の前を通過していく光景は迫力があります。このとき通過していったのはE2系。2023年3月のダイヤ改正で活躍の場が狭まり、上越新幹線では姿が見られなくなってしまいます。

こちらは投稿時点で日本最速320km/hを誇るE5系・E6系の併結17両編成。とんでもない高速性能を秘めていながら、輸送力を生かして「なすの」などの各駅停車運用にも就く器用さも兼ね備えています。

この2形式が繋がっていれば誰もが「はやぶさ・こまち」を連想しますが、実はE6系が秋田に向かわない盛岡行き「はやぶさ」として17両で運行されることもあります。とにかく輸送力が欲しい!という時間帯だけ運行されるレアな列車です。

通過していくのは新幹線だけではありません。東北本線は物流の大動脈。貨物列車だって何本も通過していきます。

現れたのはEH500型電気機関車「金太郎」を先頭にした長大編成です。金太郎は2両で1機の機関車を構成しているため、その分大きな牽引力を秘めています。また2016年に北海道新幹線が開業するまでは東京から青森、さらに青函トンネルまでくぐった先の函館まで超ロングラン運用をこなすタフネスぶりも発揮していました。

現在は青函トンネル区間の電気設備が新幹線専用となってしまったため、青森駅近くの青森信号場までの運用となりましたが、東北の貨物需要を一手に引き受ける力強さは健在です。

そんなこんなで待機時間も楽しく過ごしていましたが、いよいよ本命の485系が通過する時間になりました。通過していったのは国鉄初期からの伝統を受け継ぐ文字だけのシンプルな愛称幕を掲出したリバイバルつばさ号です。国鉄後期以降はカラフルに個性を主張する絵幕スタイルが主流になりましたが、国鉄特急が「特別急行列車」として威厳ある姿を見せていた時代はサムネイルにあるような文字幕が当たり前でした。

ちなみに今は正面に愛称を掲出する列車は少なくなりましたが、代わりに列車の側面にロゴを掲出する列車が増えてきました。写真は北陸新幹線E7系ですが、これは「かがやき」「あさま」など様々な運用に就く関係で列車名を指定しない洗練されたデザインのロゴを掲出しています。今度鉄道を利用する機会には、列車が掲出しているロゴのデザインに注目してみると面白い発見があるかもしれません。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。

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