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夏の北陸周遊旅 その4

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
ホテルマンの鉄道旅行記

前回は特急しらさぎ号と新幹線つるぎ号を乗り継ぎ、富山駅まで到着しました。今回は翌朝、富山駅を出発するところから始まります!

しかしこのシリーズは関東から北陸に向かう内容なので、柳井から北陸がどのくらい離れているのかイメージがわかない、という声を頂きました。そこで、柳井から北陸に向かうならどう行けば良いのか、少しだけご説明したいと思います。

まずは上写真にも出ている山陽本線で柳井駅から徳山駅、または広島駅へ向かいます。この2駅からは山陽新幹線に乗り継ぎできますので、のぞみ号やさくら号で新大阪駅まで向かいます。

新大阪駅からは、前回ご紹介した平均速度トップのサンダーバード号で金沢まで向かうことができます。最も停車駅が少ない列車なら、(大阪・)新大阪・京都・福井・金沢にしか停まりません。サンダーバード号の速さはこの停車駅の少なさが支えているとも言えます。

現在、柳井から金沢まで約5時間で行けますが、北陸新幹線の敦賀(つるが)~金沢間が開通すればもう少し短くなります。しかし上記のルートが実践できるのも残り5カ月です。

富山駅。新幹線開業で大改築が施されました。

本題に戻ります。この日の朝は富山駅を出て東に向かいます。目指すは富山駅東部の主要駅・魚津(うおづ)です。

現在の主力車521系(左)と、JR北陸本線時代の主力車413系(右)

私が乗るのは上写真左側の521系電車ですが、発車直前に以前の主力車413系が姿を現して並びました。両者とも以前はJR北陸本線で活躍していましたが、北陸新幹線金沢開業で北陸本線が地元自治体に移管(第三セクター化)された際、この新鉄道に車両が引き継がれました。

この写真を撮ってから約6年が経過した現在、413系は引退が進み、現在はわずかな車両しか現存していません。今見返すと非常に貴重な記録となりました。

富山駅から20分ほどで魚津駅に到着。駅前の観光案内所で自転車を借ります。レンタサイクルを利用して日本海沿いを走ってみました。

この魚津は蜃気楼のまちです。整備された海岸沿いのサイクリングロードには、このように蜃気楼について紹介する看板があります。気象条件に左右されるため毎日見られるわけではないようですが、冬場を中心に多く見られると紹介されています。

詳しくはこちら、魚津埋没林博物館ホームページをご覧ください!

私は旅先でレンタサイクルを利用することが多いのですが、こうして何気ない景色を写真に収めるのが好きです。おそらく地元の方にとっては見慣れた景色だと思いますが、瀬戸内海で育った私にとっては、日本海沿いの景色は何度見ても貴重です。

上の写真には消波ブロックが見えますが、冬場に海が荒れやすい日本海側では特に頻繁に見かける設備です。これがなければ波で海岸が削られてしまうため、なくてはならない設備といえます。

この青いラインは富山県の東端から西端までずっと引かれています。

私は富山県の詳しい土地勘はありませんが、道標としてピッタリのものがあります。この青いラインです。これは富山湾岸サイクリングコースと呼ばれ、富山県東端の朝日町から西端の氷見市まで約100kmにわたって絶え間なく青いラインが引かれています。

富山県はサイクリングコースの整備に力を入れています。コース沿いには休憩ポイントとなるお店が設置され、列車に自転車を載せて移動できるサイクルトレインの案内も積極的に行われています。自転車を持っていなくても、私のようにレンタサイクルを利用して楽しむこともできますので、ぜひ一度訪れていただきたいと思います。

富山湾岸サイクリングコース

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします!

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