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夏の北陸周遊旅 その6

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
ホテルマンの鉄道旅行記

前回は名水の里・富山県黒部市の生地(いくじ)地域を取り上げました。今回はその隣・入善町(にゅうぜんちょう)に入っていきます!

この日は曇り空が目立ち、北アルプスがなかなか姿を見せませんでした。

私は入善町の景色が好きです。富山平野の東端に位置するこの町の人口は2万人強。農業が盛んで、こうした広大な田んぼが至る所に見られます。前回ご紹介した黒部川扇状地がもたらす豊富な水源が、入善の農業を支えています。

青い空と緑の田んぼのツートンカラーが広がっています。

振り返って海側を見ると、こちらは雲が少なく、青と緑で彩られた美しい光景が広がっていました。ほとんど高い建物がないので、日本海に向かって視界が開け、このような景色を楽しむことができます。

ちなみに入善にも湧水が点在しています。ここ「高瀬湧水の庭」もその一つです。カメラを構える私の背後には駐車場が整備されており、車を停めてポリタンクに水を入れる地元の方の姿を見かけました。複数台停まっていることもあったので、地元の方の認知度も高いようです。

さらに先へ進もうと自転車を漕いでいると、こんな看板を見つけました。「入善海洋深層水パーク」とは一体何でしょうか?不意に興味が湧いたので、実際に施設へ向かうことにしました。

たどり着いた施設には様々な建物が立ち並んでいるようです。実はここ入善町では、沖合の深海から汲み上げた海洋深層水を使った取り組みが盛んです。

代表的なのが海洋深層水で養殖された牡蠣。優れた味わいと安全性を兼ね備えた牡蠣は高い評価を得ています。

海洋深層水の活用を解説するパネル。

海洋深層水とは、「海面から200メートル以深の深海に存在する海水」のことを言いますが、富山湾の場合、水深200~300メートル付近まで対馬暖流系水の層があるため、入善町では沖合3キロ、水深384メートルの日本海固有水を海洋深層水として取水しています。海洋深層水は表層水と比べると、「低温安定性」「清浄性」「富栄養性」といった3つの特長を持っています。

富山県ホームページ(https://www.pref.toyama.jp/sections/1015/ecm/back/2019feb/tokushu/index2.html)より

牡蠣以外にも様々な取り組みがありますが、それらをビジター向けに解説するのがこの施設の役割のようです。


ちなみに、この牡蠣は併設されたレストラン「牡蠣ノ星」で味わうことができます。時間の都合で今回は断念しましたが、次回こそはぜひ訪れてみたいと思います。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします!

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