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夏の北陸周遊旅 その7

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
ホテルマンの鉄道旅行記

前回は入善町(にゅうぜんちょう)の景色と海洋深層水の活用についてご紹介しました。富山県東部を自転車で巡る旅は今回で終わりとなります。

西入善駅の駅舎。ここは無人駅となっています。

前回の後半で触れた入善海洋深層水パークから約2㎞離れたところに、あいの風とやま鉄道(旧北陸本線)の駅・西入善駅があります。魚津駅からは10㎞以上離れたこの駅を自転車旅の折り返し地点にすることにしました。

西入善駅は無人駅なので、列車が来ない時間帯は人の気配がありません。駅の周りはわずかな民家と広大な農地。一方で海と山、どちらの景色も駅から至近で楽しむことができます。個人的には富山の美しい景色が凝縮されていて好きな駅です。

西入善駅を出て、帰路に着く前に撮った1枚。結局山側の雲は一度も晴れてくれませんでしたが、次回への楽しみとしてとっておきたいと思います。

自転車で魚津駅に戻ってきました。ここからは列車で再び富山県を抜け、さらに東側の新潟エリアに入っていきたいと思います。

ちなみに、北陸観光フリーパスの東端は魚津駅の一つ隣・黒部(くろべ)駅。先程の西入善駅をはじめ、黒部から先は乗車券を買い足す必要があります。

泊駅。ここから先は県境区間で乗客が減ります。

富山県の東の拠点・泊駅に着きました。ここから2駅先で県境を跨ぎ、新潟県に入ります。県境区間は途中に北陸の交通で最大の難所・親不知(おやしらず)を挟むため、乗客の流動が大きく減ります。

泊駅では同じホームでの乗り換えが見られます。私が今から乗るのは写真奥に見える1両の列車です。県境区間でどれほど需要が減るのか実感させられる構図です。

上の写真は別日に撮影した親不知駅付近の車窓です。親不知では富山平野が尽き、北アルプスの山がそのまま海になだれこむ急峻な地形となっています。ここを通るときは親子が互いを気に掛けることすらできないことから、親不知と名付けられた、という逸話が残されています。

写真に見える高架橋は北陸自動車道の海上高架です。私が乗るえちごトキめき鉄道の線路はわずかな平地に線路を通すことができましたが、後から建設された国道8号と北陸自動車道は地上に通せるスペースがなく、このように海上に高架橋が設けられることとなりました。

能生駅(のうえき)は国鉄特有の重厚感のある駅舎が特徴です。

そんな親不知を通り過ぎ、1両の列車に乗って泊駅から約50分。私はえちごトキめき鉄道の能生駅に降り立ちました。ここも旧北陸本線の駅ですが、駅員が配置され、地域の拠点として存在感のある駅です。

ここから路線バスに乗って海沿いに出ます。10分ほど乗車すると、次なる目的地が見えてきます。

ちなみにこのバス、地元住民の足となることを想定してダイヤが組まれています。そのため列車との接続が悪かったり、時間帯によっては数時間も間隔が空くこともあるので注意が必要です。

たどり着いたのはマリンドリーム能生。国道8号沿いの道の駅です。ここでは地域特産のベニズワイガニをはじめ、地元海産物を食べたり購入したりすることができます。この日の後半はここを拠点に旅を続けていきます。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします!

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