忘れないようにしたつもりが
五十路の私はいろんなことを忘れます。
昔、親に対して「なんでそんな大事なことを忘れるかね」と思っていましたが、今、私は同じ道をたどっていることを実感します。
例えば、翌日に絶対に持っていくのを忘れてはならないモノがあった時。
それがカバンに入る大きさだったら良いのですが、そうではなく、カバンとは別に持たないといけないモノの場合が困ります。
朝、ひょいといつものカバンだけを持って出かけると大変です。
私は、翌日に絶対に忘れないようにと、玄関の靴の脇にその忘れてはならぬモノを置きます。
靴は必ず履きます。いくら何でもその靴のそばにあれば忘れることはないでしょう。
私はそのモノを靴のそばに置きました。これで安心。
しばらく時間が経過して、ふと私はスケジュール帳を見て、翌日はそのモノを忘れてはいけないことを再び認識。
そうそう、絶対忘れちゃいけないんだ。今のうちに用意しておかねばと思った私は、そのモノを探し始めます。
はい、既に玄関に置いたことを忘れて。
とうぜん身の回りにはありません。
ない!
ない!
ない!
必死になる私。
しばらく探して、泣きそうになって、やっとふと玄関に置いたことを思い出すわけですね。
あるいはいったん探すのをあきらめて、たまたま玄関に行って、「あ~!ここに置いたんだった!」と発見するか。
どっちにしても「忘れないように」とひと工夫して万全に対策したつもりが、結果、そのことを忘れて慌てふためくことになるなんて、「これで安心」どころか逆効果。何のこっちゃ。玄関に置かないほうが良かったってことです。
「数時間前の私」と「数時間後の私」の連携のとれなさよ。
本日は以上です。
今日も良い一日を!
*****柳田明子社会福祉士事務所〰聴く・伝える・ともに考える〰(2001年開業)〔(公社)日本社会福祉士会の独立型社会福祉士名簿に登録されています〕ブログhttp://a-yanagida.asablo.jp/blog/*****
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