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眠りの森(著者:東野圭吾)

著作者:東野圭吾 発行所:株式会社講談社 1992年4月15日発行
 
四月十日日曜日、練馬区東大泉の高柳バレエ団事務所内で殺人事件が発生した。被害者の身元は不明。被疑者はバレエ団団員兼事務局員の斎藤葉瑠子、二十二歳。
 
事件の前に、葉瑠子は、バレエ団の経営者である高柳静子と団のバレエ・マスターの梶田康成と共に池袋で劇場の支配人と会っていた。
 
一足先に葉瑠子だけがバレエ団に帰り、強盗の男と鉢合わせした。男は葉瑠子に襲い掛かってきた。葉瑠子は無我夢中でそばにあった花瓶を振り回した。気が付いたら、死んだ男が倒れていた。そう葉瑠子は主張する。
 
バレエ団は、正当防衛を主張する。刑事の加賀恭一郎たちは、男が盗みを目的に侵入したのだということが判明すれば、不起訴になると説明するが、男が金目当てでバレエ団の事務所に忍びこむとは考えにくい。
 
捜査はなかなか進展しない。そればかりか、バレエ団で別の殺人事件が発生する。事件の真相は何か。バレエ団の特有の事情がからみあう。加賀恭一郎は、どう解決していくのか。
 



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