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麒麟の翼(著者:東野圭吾)

著作者:東野圭吾 発行所:株式会社講談社 2014年2月14日発行
 
青柳武明(あおやぎたけあき)は五十五歳。建築部品メーカー「カネセキ金属」勤務で、製造本部長。武明は、江戸橋にある地下道で全長約十八センチの折り畳み式ナイフで胸部を刺された。刺された後、日本橋まで自力で移動した。
 
事件発生から約二時間後の午後十一時十分頃、日本橋人形町にある浜町緑道という公園で不審な男が潜んでいた。職務質問をしようとしたところ、男は突然駆け出した。警官が追跡すると、男は新大橋通りを横断しようとして、トラックに接触、跳ね飛ばされた。頭部を強打し、そのまま昏倒した。男はすぐに病院に運ばれたが、所持していた財布から青柳武明の免許証が見つかり、殺人事件と関係があるとみられた。
 
男は、八島冬樹(やしまふゆき)、二十六歳。中原香織という女性と同居している。
 
刑事の松宮脩平は、香織に「八島さんは失業中だったんですね」と聞くと、『「でも、だからって、人を襲って財布を盗るようなこと、彼、絶対にそんなことしません。誤解です。何かの間違いです。」』と訴える。
 
この事件は思わぬ展開をする。刑事加賀恭一郎と松宮脩平は、粘り強く事件を追う。最後は感動的だ。
 
注:『』は、引用文

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