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現地に通う

型枠大工、という職業の名前は聞いたことがあっても、どういうお仕事なのかはいまいちピンと来ていなかった。
なるほど、型で枠を作って、コンクリートを流し込んで、これを外すのですね。
ちょっと大きな焼き菓子みたいで
少し親近感。
自分達でつくる、と思っているから現場も足繁く通う。現場と自分の距離が近いことが嬉しい。
地鎮祭、伐採。
記録しておきたいことを振り返るのもやっておきたいところ。虫たちや鳥たちと共に大地に立つことから始まったんだという気がした、小さな、胸の震えを書き留めておこう。

そうか、なんでInstagramに記録する気がしなくて、noteでないといけなかったのか。わたしはこの、自分の中に起こっている小さな震えに耳を澄ませたい。書き残したいのはそのことで、家が建てれる自慢をしたいんじゃない。誇りに思うことと自慢したいのはちょっと違う。そこの塩梅が、Instagramだとすごく難しい。誰よりも自分達が、自分で家を建てることがどれほどすごいことなのか知っている。でももし、私達のやることに心震えてくれる人たちがいるのなら、その人たちにもきっと、心震える未来が待ってるんだぜと、そのことを本当に伝えるにはどうしたら良いか。今の私にはInstagramでは出来そうになくて、この場所を選んだ。誰も知らない場所。だからすごく自由で、小さな声に耳を傾けられる気がする。

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