第74回　正倉院展

　奈良国立博物館で2022年10月29日〜11月14日まで開催されていた「第74回 正倉院展」に行きました。

正倉院展

正倉院展とは

　毎年、奈良国立博物館にて開催されている展示です。
　正倉院は奈良時代に建立された東大寺の倉庫で、聖武天皇の遺愛の品々を中心とする約9000件の宝物を今に伝えます。
　展示される宝物は毎年異なり、今年も楽器、調度品、染織品、仏具、文書・経巻など、多彩なジャンルの品々が出陳されました。
　チケットは、前売日時指定券が必要で、当日券の販売はありません。事前にチケットを予約・発券して行きましたが、それでもかなりの人で混雑していました。
　荷物は、無料のコインロッカーがあったため、スーツケースなどもこちらに預けることが出来ます。

コインロッカー

　予約した時間に行き、さっそく中へ入りたいと思います！

宝物

　様々な宝物が展示されていましたが、中は写真撮影は禁止です。是非現地にて本物を見て欲しいです……！
　とは言え、何も紹介しないのも寂しいので、抽選でもらった、今回の目玉「漆背金銀平脱八角鏡しっぱいきんぎんへいだつのはっかくきょう」（のポストカード）を紹介します。

ポストカード

　漆背金銀平脱八角鏡とは、鏡背に黒漆を塗って金銀の文様を配した鏡です。中央に宝相華文、周囲に飛鳥や鳳凰、唐草文をあしらっています。東大寺大仏へ献納された品です。
　「平脱」とは、漆と金銀の薄板で模様を浮かび上がらせる技法のことです。おめでたいことが起こる予兆を知らせる鳥として、飾りをくわえた鶴なども飛んでいます。
　因みに、こちらのポストカードは「あるくん奈良スタンプラリー」をしてもらいました。正倉院展の開催期間中、奈良駅の前でやっていたものです。もちろん、正倉院展のお土産ショップでも販売しています。

　昔教科書で見たことのあるような宝物が展示してあり、実物はやはり凄い……！と思いました。人が多くて大変でしたが、毎年開催されているので、是非見に行って欲しいです。