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メディアの話。

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メディアの話を、します。
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2021年2月の記事一覧

メディアの話その106 「無理心中」と警察とマスメディア。

「無理心中」というヘンテコな言葉を、マスメディアがずーっと使い続けていることに、ちょっと興味がある。ものすごく言葉にうるさそうな職業の方々が、なぜか「無理心中」に関しては、まったく疑問を抱かずに使い続けているからだ。
(実際に疑問を持っているかどうかは問題ではない、いまこの瞬間も数多くのマスメディアが使っている。あとでその事例をお見せする)
「心中」というのは、複数の人間が互いの自己意思によって同

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国道16号線 千葉と富士と古墳群と。

国道16号線 千葉と富士と古墳群と。

1日、千葉を一人で走っていた。
メモを残しておく。
千葉の16号線エリアがどんな地形をしているのか。改めてきめ細かくみたくなったのだ。
朝、家を出て、東京アクアラインで木更津に向かう。
木更津で降りて、そのまま富津へ。
高速道路を降りるところから、冬富士がどーんとみえる。

富津の岬をめざす。公園の入り口から岬の先端まで1キロ以上ある。
潮の関係で堆積した、富津岬。
駐車場の前には、中洲がある。

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メディアの話その105 佐藤可士和と四角とマルと16号線と。

メディアの話その105 佐藤可士和と四角とマルと16号線と。

その昔、「天才バカボン」に「突然世界から丸がなくなって四角だけになった」という話があった。タイヤも鼻くそもぜんぶ四角。そんな話である。うろおぼえだが。
佐藤可士和展に行って、40年ぶりくらいにこの漫画のことを思い出した。
すべてが四角。
それが佐藤可士和さんの世界である。

あらゆるものを、サービスを、色を、かたちを、四角にして、ほこりをはらって、けばをとって、ととのえて、平面にならべる。
四角だ

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メディアの話その104 オフィスを図書館にしよう。

コロナ禍になるちょっとまえ。こんな動きが日本であった。

フリーアドレスのオフィス。
フリーアドレスのワークスペース。

自由にどこでも働ける。そんなふれ込みと、裏にあるのは、オフィスのコストを切り詰めたい各企業の世知辛い事情があった。

が、最先端かと思いきや、コロナ禍で、そもそも通勤概念が消えてしまった。

フリーアドレスの仕事、「ぜんぶ家でできるじゃん」となってしまった。

そもそもオフィス

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