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生きるとは、自分の物語をつくること

なぜか、亡くなったひとにひかれてしまう、ここ10年。


星のことを考えるのが好き。星が見えなくても考えるのが好き。「ここではないどこかへ」考え続ける、9ハウス・ステリウムのやなへいです。西洋占星術の「哲学」の場に異常なほどに星が集まっているという、無類の考えたがりなわけで…。


最初にひかれた亡くなった人は、2010年のマイケル・ジャクソン(なんとなく、亡くなっていない気もするけれど)。仕事きっかけで彼のことを調べていたら、歌に、曲に、ダンスに魅了され、あらゆる動画を見まくって本を買いあさった。スタアとしての才能や輝かしさももちろん、親との関係や抱えていた病、露わになって仕方ない彼のナイーブさにもひかれた。

次は、2018年の西城秀樹。子どもの頃は“バーモントカレーのお兄さん”というわかりやすいアイコン的印象だったけど、「ブルー・スカイ・ブルー」っていい曲だったなぁ〜と動画を見たことをきっかけに、秀樹中毒に。スイスイと伸びやかに芸能界で成功したラッキーボーイに見えるけど、苦手なダンスも熱心に練習し、野口五郎の歌い方を盗み、いいと思ったものはどんどん取り入れ誰よりも先に新しいことに挑戦していった。素直さと好奇心を武器に成功をおさめた人物ではないかと思う。晩年は病に苦しんだけれど、あれは家族の大切さを知るために、彼が自分で選んだ“フック”だったのではなかったか、と思う。


 (生い立ちをふくめ、なにかと言い当てていてすごい)


今年は、ノム(野村克也)さんにもハマって、過去の番組を見て何度か涙した。わたしはなぜ、亡くなったひとに、こんなにもハマるのか。


占い師の先生 かげした 真由子さんのトークライブを聞いていて、アッと思った。わたしったら、熱く燃えて生きたひとの物語を味わいたいのではないか、と。

逆境を乗り越えて、人の目など気にせず、信念を持って突き進んできた男性に魅了されたくて、たまらないのではないだろうか。

だってほら、私の本質はエネルギッシュな男だから…。


小川洋子さん・河合隼雄さんの対談による『生きるとは、自分の物語をつくること』という共著がある。


「生きるとは、自分の物語をつくること」だとしたら、「死とは、自分の物語を完結させること」。最後の「Fin」なくして、映画や物語は成立しない。


亡くなった方と自分との関係を知る、かげしたさんの『命日占い』がもうすぐ発売。「サキ読み」サービスで、3人との関係を調べたら、三者三様、それっぽくてうれしくなりました。ヒデキはわたしに勇気をくれるらしい。
https://www.sunmark.co.jp/sakibooks.php

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