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きっと、ここから始まる。 - RIOT MUSIC 1st LIVE "Re:Volt" ライブレポート

 どうもヤンです。

 今回は、RIOT MUSIC 1st LIVE "Re:Volt"に現地参戦してきたので、こちらのライブレポートをしていきたいと思います!それではどうぞ!

 素敵なサムネイルの写真は新生ナオヤさんにいただきました!

 セットリストはこちら↓

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 セットリストをもとにYouTubeでプレイリストを作りました。ぜひ聴いてください!


開演まで

 今回リアルライブが行われた会場はみなとみらい線元町・中華街駅から徒歩15分の場所にある横浜ベイホール。会場は沿岸の土地にあり、すぐそばからは横浜市街の街や横浜ベイブリッジが見渡せる場所もありました。

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 会場には3時過ぎに着きましたが、徐々に天候が悪化し、風雨が物販待機列を襲いました。天候は私たちや運営さんがどうにかこうにかできるものではないとはいえ、流石に酷かった。まあ、しょうがないね…

 というわけで物販を購入。私が買ったのはブレードとランダム缶バッジ2枚(Re:Voltイメージの芦澤サキさんと凪原涼菜さん)です。付近のホームセンターでナオヤさん達とランダム缶バッジ開封の儀式をしていたのですが、ナオヤさんが5枚とも長瀬有花ちゃんを引いてたの、豪運すぎて笑った。

 そして再度開場のための列に並んだのですが、さっきよりも雨が酷かった…いや、雨の話はもうどうでもいいです!

 会場2階に上がると目に入ってきたのは5枚の等身大タッチパネル。これ見ただけでテンション上がりましたね。そして、足元には5人それぞれのサインが書かれています。道明寺ここあちゃんのサインだけ、事前のYouTube配信でもボソッと話していたように細いマッキーペンで書かれてますねw

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 そして会場内では道明寺ここあ「Fall in Sunset」のInstrumentalが流れ続けていました。この曲インストの時点で音が完成されているんだよなぁ…。機材トラブルにより開演は30分遅れましたが、その間画面に流れ続けている過去のMVの数々…エモすぎだろ…


パート1 きっと、ここから始まる

 と、そうこうしている内についに開演。OP映像が流れた後に最初に登場したのは道明寺ここあちゃん。歌う曲はもちろん、水樹奈々「ETERNAL BRAZE」

 RIOT MUSIC始まりの曲であり、今回のライブを象徴する曲。そしてここあちゃんが歌い始めるその1音目から、会場内に鳴り響くここあちゃんの強い歌声と生バンドの音圧。この瞬間、僕は「あ、勝ったな。」と思いました。多用されるロングトーンをストレートからビブラートに着地する歌い方で歌い続けるここあちゃんの姿は、まさにシンガーそのものだったと思います。

そう、きっとここから始まる

 1曲目が終わると、残りの4人も登壇して1回目のMCの時間がスタート。一人ひとり自己紹介をしていきましたが、みんなとても緊張していたようです。サキさんなんか、生まれたての子鹿のように足がブルブル震えていた気がします。

 そして続いて出てきたのは凪原涼菜さんでAKINO「創聖のアクエリオン」。荘厳な独特の雰囲気を持つ名曲を、持ち前の澄み切った力強い歌声で歌いこなすその姿に、観客は次々と胸を打たれていったと思います。バンドに負けない声量を持つ涼菜さんの歌声は迫力満点です。

君を知った その日から
僕の地獄に 音楽は絶えない

 3番手に現れたのは長瀬有花ちゃん、歌う曲はやくしまるえつこ「ヴィーナスとジーザス」。歌い始めから長瀬有花ワールド全開な、ほんわかな雰囲気の歌声が響き渡ります。生でもここまで甘い声で歌える有花ちゃん、実は秘めたる実力を持っていると思うんですよね〜。もっと伸びてほしい逸材です。

目覚めのキッスはまどろむあなたに
あやかしリップなお姫様

 4番目を飾るのは松永依織さん、歌う曲は事前に予告していた戸松遥「Q&A リサイタル!」。「この曲でコール禁止って狂気か??」…って思う心を押し殺し、必死に白のペンライトを振り回しました。そして間奏では、いおりん以外の4人が登場し、「L・O・V・E I・O・RI!」と熱いコールを送り、会場の雰囲気は最高潮へ。この演出非常に良かった。

慣れたメロディを口ずさむように
君の中の私はどこにいるの?
ぐるぐる回って四六時中、
リサイタル!

 最高潮の雰囲気の会場の中現れたのは芦澤サキさん。SPIAIR「サムライハート」を、持ち前のロックンロールな歌声で歌いこなす姿は、まさにバーチャルYouTuber界のロック・スターそのものでした。そして生のがなりがまた最高なんよ…。途中に入れた蹴りも最高にかっこいい。

泣いたって 笑って 憎んだって 愛して 生きてゆこう
Hey Hey サムライハート


パート2 恐れを知らない戦士のように

 再びメンバーが集合し、1局目の感想を言い合う感じに。みんな1曲目で結構緊張が解けた様子でしたね。そして、ここあちゃん以外の4人が準備のため舞台裏に下がり、ここあちゃんよりバンドメンバーのご紹介。みんな演奏がうますぎる。そしてギターの演奏に合わせてエアギターするここあちゃんかわいい。

 続いてSURFACE「さぁ」を披露したのはいおりん。コールする場面が「さぁ」だけでいいこの曲(コールできないけど)は、観客としても非常に乗りやすく、一体感が生まれましたね!

 というか、今気づいたけど私たち、いおりんから直接「君が誰より好きだから」って言われたんじゃね?やばいエモい。

(さぁ) 受け取ってくれ やっぱり君が誰より好きだから "さよなら"出来ない

 会場の一体感をそのままにアゲアゲなナンバーが流れます!そう、mihimaru GT「気分上々↑↑」です!!歌うはもちろん、有花ちゃん!セトリ考えたやつ誰だ神すぎる。

 陽キャになりたい有花ちゃんがこの曲を頑張って歌っていると考えると、なんだか癒されますね。そして何よりラップが上手い。普段の滑舌はちょっとダメな時もあるのに、ラップになると甘い響きのまま音を的確に捉える有花ラップは本当にすごい。

Hey DJ カマせ yeah, yeah, yeah 気分上々の
針落とせ 音鳴らせ パーリナイ

 続けて歌うはサキさん。曲は最高にかっこいいアニソンロック、UVERworld「CORE PRIDE」。観衆をサキさんらしく煽りながら、芯のある低音域と爆発力のある高音域で華麗に歌いこなす姿は、まさにバーチャルYouTuber界のロック・スター(2回目)。サキさんのラップパートは、有花ちゃんのラップとは違い「これがロックだ」という気概を感じられるのもツボなポイント。

どうなったて良い 格好悪くたって良い
死にものぐるいで未来を変えてやる

 そして、再び静まり返った会場に、あの伝説のイントロが鳴り響き、会場の鼓動はどんどん高まっていきました。アニソンロックの名曲中の名曲、fripSide「only my railgun」を歌うのはここあちゃん。高音域が連続する難曲を前に、ここあちゃんの声量は落ちるどころかむしろ上がり続けて、さらにフェイクのアレンジやラスサビで上の音程にいくアレンジを入れてきて、ボルテージ上がりっぱなしでした。ここあちゃんはオタクのスキなポイントを確実に抑えてくるからズルい。

放て! 心に刻んだ夢を
未来さえ置き去りにして
限界など知らない 意味ない!
この能力が光散らす
その先に遥かな想いを

 このパートの最後で歌うのは、涼菜さん。アニソンバラードの名曲であり、涼菜さんのデビュー曲にして100万回再生超の人気曲、石川智晶「アンインストール」です。

 やっぱり涼菜さんにはバラードがよく似合う。Aメロ・Bメロではしっとりと歌い上げて、サビでこれでもかと思うほどの爆発力を見せてくるその歌唱力はまさに圧巻。特に涼菜さんのビブラートは、RIOT MUSICメンバーの中でも一番の美しさと力強さを持っていて、本当に聴き惚れます…

アンインストール
アンインストール
恐れを知らない戦士のように
振る舞うしかない
アンインストール


VESPERBELLコラボパート さらば掲げろピースサイン

 涼菜さんが歌い終わり、壇上にいおりんが戻ってきました!そして二人の紹介で壇上に上がったのはVESPERBELLのヨミ・カスカの2名です!

 VESPERBELLの二人とのコラボは2月27日のコラボライブ以来。以前はVESPERBELLのチャンネルにいおりんと涼菜さんが出向く形でしたが、今回はゲストとして二人が来てくれました。コラボ済みということもあって和気あいあいな雰囲気で癒される。

 そんなコラボでまず歌うのは、ヨミ・涼菜でいとうかなこ「Hacking to the Gate」。ダークな雰囲気を持つヨミさんの歌声と、どこまでも美麗な涼菜さんの歌声が合わさってハモり、最強にかっこいい歌声を作り出していました。バンドの生音と一緒に二人で生ハモリをすると、こんなに素敵な音に溢れた世界になるんだなあと、本当に感動した!

だから今 1秒ごとに 世界線を超えて
君のその笑顔 守りたいのさ

 コラボ2曲目はカスカ・依織で緑黄色社会「Mela!」。ここで僕、泣きそうになりました。本当にこの曲、歌詞が元気になれる素敵な歌詞で、しかもライブでめっちゃノリノリになれる曲で好きすぎる。2月のライブで「Mela!」の匂わせがあって予想はしていたものの、いざ始まってみると感極まるくらい最高だった…!!!気付けば、お二人の快活な歌声と振り付けに合わせて夢中でペンライトを振っていましたね。

 あの瞬間、間違いなく二人は僕たちのヒーローだった。間違いない。

今なんじゃない?
メラメラとたぎれ
眠っているだけの正義
こんな僕も 君のヒーローになりたいのさ

 MCタイムで再び集合し、和気あいあいのてぇてぇ雰囲気のままコラボ最終回へ。4人で歌うのは米津玄師「ピースサイン」です!…セトリ考えたやつ最強かぁ?

 この曲の一つの強みとして、曲調が底抜けに明るいのにロックな曲だから、かっこいいもかわいいも両方イケるという点があると思ってます。そして、色々な個性が詰まった4人で歌う「ピースサイン」は、これ以上ないほどにイケイケですごかった。うん、すごかった(語彙力不足)

さらば掲げろ ピースサイン
転がっていくストーリーを


オリ曲パート この声が誰かにとって勇気になったら

 コラボパートが終わって現れたのはここあちゃん。ここあちゃんはヨミさんの歌声が感動で泣いちゃうほどに好きらしい。コラボの約束もしてたはずなので、本当にここあ×ヨミのコラボカバーMV、待ってますね!!ロックな雰囲気が似合う二人だけど、意外とLiSA × Uru「再会(ploduced by Ayase)」とか似合うと思っているから出してほしいな…

 そして、名残惜しくもVESPERBELLの二人が退場した後にMCに出てきたのは有花ちゃん。ここで、オリ曲披露タイムに入ることが告げられ、新人三人組が初めて披露するオリ曲についてそれぞれの口から説明が入りました。ワクワクが止まらねえぜ…!!!

 まだ見ぬオリ曲を前に高まる観衆のワクワクを、さらにワクワクさせたのは芦澤サキ「孤独に咲け」でした!!

 みきとP(@mikito_p_)が作り出した最高にロックな曲を、サキさんらしいキレッキレな煽りを前に観客の心はロックオンされます。煽りを極限まで減らしてシンプルな構成にされていましたが、生音に乗せて行うライブだからこその演出感があって良かったですね。それでいて、サキさんの歌声はCD音源そのもの、いや、それ以上のクオリティだった気がします。がなりも最高。やっぱりバーチャルYouTuber界のロック・スターでしょこの子(3回目)。

CRASH!Crazy Music
今夜の死に場所を此処に決めたなら
CRASH!Destroyer
壊してみせろ常識を

 続いて出てきたのは松永依織「カクテルライツ」。作曲・編曲はsumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司さん(@araki_s_sumeshi)、作詞はIURA TOI(@ToiIura)さん。

 いおりんのオリ曲は正直、LiSAさんとかいきものがかりさんが作りそうな、アニソンのOPで使われていそうなアップテンポの曲で来ると思っていました。しかし、蓋を開けてみると「酒」と「恋愛」という大人ないおりんらしいイメージから着想された、ジャズテイストなスローナンバーでした!いおりん自身、「普段こういう曲は歌わない」と言っていましたが、大人ないおりんの余裕を感じられる素晴らしい歌声でした。ところで、音源だとサックスが吹いているソロパートをライブではギターで弾いていた気がするんですけど天才ですか???

シティライツを合図に沈黙が解ける
ドラマと重なるワンシーン
カクテルグラスに注がれた未来は
混ざり合えばもっとずっと深くなる

 オリ曲メドレー3番目は凪原涼菜「雲透きの詩」。作詞・作曲・編曲は以前からRIOT MUSICと関わりが深いKazuki Yamamotoさん(@kazuki_yamamoto)。

 涼菜さんのオリ曲は、万人が予想していたであろう王道のバラードでした。雲の隙間から光が漏れる様子を表した「雲透き」という幻想的なイメージを表現した、荘厳な曲。涼菜さんもそれに呼応するように、波打つように滑らかに、そしてロングトーンでは涼菜さんお得意のビブラートを鳴り響かせます。そして一番びっくりしたのが、ラスサビ後に披露されたフェイクアレンジ。めっちゃ高い。めっちゃ高いのに、生歌なのに、とても大きな声量でフェイクを歌っていて、圧巻でした…。今回初披露された曲の中で一番好きです。

あの日見つけた私の在る意味を
今を詩で ただ届けたい

 4番目に披露されたのは長瀬有花「駆ける、止まる」です。作詞・作曲・編曲は高城みよさん(@inktrans)。

 有花ちゃんの楽曲は他とは違う、まさに「長瀬有花ワールド」な雰囲気でした。音数を極限まで減らした曲構成に対して、有花ちゃんが音を当てはめるようにウィスパーボイス全開で歌唱する姿がとてもかわいかった…。そしてCメロで披露されるラップ?ポエトリーリーディング?も有花ちゃんの個性を存分に引き出していて、とても彼女の世界観を強く構築していると思います。かわいい。好き。それと、イントロのフレーズが終わった後に出てくるベースの音、最高かな??

駆ける、止まる
振り返って戻る(目を閉じる)
一つ、二つ 進むたび
ハテナが増えた

 オリ曲パート最後の曲は、やっぱりこの人のこの曲。道明寺ここあ「Fall in Sunset」です。

 僕はこの曲を聴いて道明寺ここあという存在に惚れたんですよねえ。そういう意味でこの曲は本当に思い入れのある曲で、また感動してしまいました。今回はオリジナルの音源と比べて、どちらかといえばウィスパーボイス強めの歌声だった子がしますが、それもまた生のライブを感じることができてエモすぎた。そして、フェイク大好き人間ここあちゃん自身がみきとPさんに進言して作られたというフェイクアレンジを生で聴けて最高。夢見心地のような、素晴らしい歌声でした。

さよなら色のりぼんを胸で固く結び直して
昨日までの自分自身と
さあ ハイタッチしていこう


エンディング 走り出せ、明日を迎えに行こう

 オリ曲パートが終了し、ここあちゃんの元に全員が集合します。オリ曲を歌った感想、制作の裏話、今日のライブの感想をみんなが思い思いに語った後、次の曲が最後だと告げられます。この時点でもうめっちゃ感傷に浸っている。ヤバいよ…

 こんな精神状態で、名曲中の名曲すぎる名曲、嵐「Happiness」を5人で歌うんですよ????こんなん精神状態崩壊しますよ????誰ですかこのセットリスト考えた人?????

 5人で歌うHappinessは本当に良かった。5人の歌唱力が合わさって嵐の歌なんか歌ったらそりゃあもう最強なんですけど、歌唱力なんかどうでも良くなるくらいのエモさでヤバかったです。涙は本当に出てないんですけど、脳内では感動でドバドバ泣いてましたね、確実に。もう言葉が出ません。とりあえず、必死にペンライトを振り回して応援してました。

走り出せ 走り出せ
明日を迎えに行こう
君だけの音を聞かせてよ
全部感じてるよ

 そして再びのMCパートで、各々が今回のライブに懸けた想いと感想を話し、エモい雰囲気の中エンディングへ。エンディングに使われていた曲はもちろん、「Fall in Sunset」Insturumental。うーん素晴らしかった。


Re:Start きっと飛べるさ

 そしてステージに映し出される「Re:Start」の文字。

 会場は一同どよめき、そして自然とアンコールを要求する拍手が起こります。

 すると、ステージの幕から「みなさん早いですよ〜笑」と笑いながら出てきました!そう、会場限定アンコールタイムの始まりです!!

 そして、アンコールの瞬間に限りなんと撮影OK!撮った写真は3月22日に発表されるMVに使用されるとのこと!みんな慌ててスマホを取り出し、臨戦態勢は抜群に。

 そして、5人のアカペラから始まる、新たな物語。和田光司「Butter-fly」は、最後を飾るのにこれ以上ない出来でした。最高。これ以上の言葉はいらない。

 一つだけ言うと、写真撮影とペンライト振りの二つを要求されてめっちゃ忙しかった笑。

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Stayしがちなイメージだらけの 頼りない翼でも
きっと飛べるさ Oh My Love

 歌い終わったら、改めて5人からの感謝の言葉と、記念撮影タイムを経て、本当に終幕。本当に素晴らしいライブでした。

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終わりに RIOT MUSICの目指す先へ

 最後までご覧いただきありがとうございます。そして、道明寺ここあさん・芦澤サキさん・松永依織さん・長瀬有花さん・凪原涼菜さんのRIOT MUSICメンバーをはじめ、VESPERBELLのヨミさん・カスカさんのお二人、RIOT MUSICのプロデューサー武田さん、スタッフの皆さんに厚く御礼を申し上げます。本当に素晴らしいライブでした。現地に足を運んで本当に良かった。

 今回は、5人の歌唱力の高さが際立った、まさにRIOT MUSICの実力を示したライブだったと思います。これから先、バーチャルYouTuberの音楽シーンは混迷を極めるかと思われますが、その中でも確実に生きていける糧を今回のライブで手に入れたと思います。そして、ぜひともRIOT MUSICには更なる大きなステージへと飛んでいってほしいですね。




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