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YuNiから全ゆにチルに贈る最高級のラブソング メジャーデビューアルバムリード曲「DAYZ」レビュー

 どうもヤンです。今回は、記念すべきYuNiのメジャーデビューアルバムのリード曲である「DAYZ」が先行配信スタートしたので、「DAYZ」のレビューを行っていきたいと思います!


「DAYZ」概要

作詞 q*Left
 作詞家。八王子Pの弟。主に八王子PやGiga(ギガP)作品の作詞を手がける。代表曲に八王子P「気まぐれメルシィ」、ギガP「Masked bitcH」、八王子P×Giga「Gimme×Gimme」などがある。

作曲・編曲 Giga
 ボカロP、作曲編曲者。EDM調の楽曲で人気を博する。代表曲にGiga「劣等上等」、Reol第六感」、Ado」がある。

MV監督:東市篤憲(A4A)
CGデザイナー:h、Hikaru Hikawa、Leol(A4A)
キャラクターデザイン:桜木蓮
振付師:荒木結花


「DAYZ」のすごいところ① YuNiの変幻自在な歌声

 この曲のすごいところとして、真っ先に挙げられるのがYuNiの変幻自在な歌声にあると思います。この曲で使っている個人的に好きなYuNiの歌い方について、歌詞順に箇条書きで上げていきたいと思います。(時間はMVでの該当部分)

0:16 綺麗な発音のYuNiイングリッシュ。YuNiイングリッシュは以前から定評がありましたが、今回の「DAYZ」では多数のYuNiイングリッシュを披露しました。「Let's get going, super good day!」の歌詞が聴き取りやすくて心にスッと入ってくる感覚があります。
0:22 YuNiの「Hu!」。投げキッスと合わせてかっこかわいくアクセントになっています。
0:26 「Wake up Wake up / ほら起きて Balmy day」では、YuNiイングリッシュもさることながら、良い感じに甘いウィスパーボイスがイントロに花を添えている感覚がします。
0:31 「淹れたてのコーヒーで⤴️今日も目が覚め⤴️ / キミはいつものカフェラテ⤴️」の三連しゃくり、聴いていて非常に心地がいい。
1:01 「ずっと両目で見ていて」で一瞬だけ裏声に抜けていく感覚が好き。
1:33 「So many……kiss me!」の言い方が好き。「me!」の甘くてかわいい感じを聴いて毎回尊死しています。
1:35 やはりこの曲はサビのインパクトが本当に強いです。YuNiのどこまでも陽気な声を聴いて一生分の元気が湧いてくる感覚がしますね。ラップパートに違和感なく繋げるために、サビ終わりの「Let's get going, super good day!」で音程が今までのものとは変化している点も好きです。
1:51 この曲の最大の魅力であるラップパート。Gigaによる仮歌を完コピして作られたというゆにラップは、かわいさに全振りした最強のものになっています。しかも、音程とリズムがかなり鬼畜な仕様になっているのもポイント。ゆにラップがかわいすぎて前後のかっこいい歌声との温度差で風邪引きそうだし、聴くたびにかわいすぎて「かわいいーーっっ!!!」と絶頂しています。早くライブでゆにラップを見たい。
2:04 ゆにラップの最後を締め括る「もう!」の言い方が、ちょっとだけ相手を突き放しつつも、照れ隠しでドギマギしている感じも伝わってきて毎回ココロノックされちゃう。
2:06 ゆにラップが終わったかと思えば、大人な余裕のある声に戻る感じが本当に大好き。
2:16 先ほどかわいいゆにラップを聴かされたかと思えば、今度はかっこいい成分多めのゆにラップを聴かされるシーン。かわいいラップも、かっこいいラップも聴くことができるなんて一石二鳥ですね。「期待していいの?」の絶妙な言い回しが最高。
2:19 美しいフェイクアレンジを息を優しく吐いて終わらせた後、「I」で出てくるYuNiらしいエッジボイスが登場し、「you.」の綺麗な音程の上下で締め括る一連の流れが美しすぎる。
2:39 やはりラスサビのインパクトが絶大ですね。YuNiも踊らなければ歌えなかったというサビのノリノリ感が、クラブミュージックとしての醍醐味を遺憾なく発揮していると思います。思わず口ずさみたくなるし、体が自然と動きます。
2:57 2回目の「Hu!」。最強。
3:02 「あたしの全部あげ / 全部全部あげ」で出てくる裏声で畳み掛けてくる。もう耳が幸せです。
3:05 締めの挨拶「だからこれからも どうぞよろしくね」。最後でキッカリと曲を締めてくれるYuNiの歌い方が大好きです。愛してる。

 こんな感じですね。全体的に、先月のゆにラジオでゆよゆっぺが指摘したような、YuNiによる「曲の理解度の高さ」が前面に現れたボーカルだと思います。やっぱり推しの歌声が一番好き。


「DAYZ」のすごいところ② q*Leftによるハッピーな作詞

 「DAYZ」のすごさを語る上で欠かせないのが、q*Leftによる作詞もあると思います。次はこれについて見ていきましょう。

 今回の歌詞について、YuNiの歌の中ではかなりハッピーな歌詞になっていますし、q*Left自身も「今まで書いた中でも最高にhappyな詞」と認めています。YuNiの歌の中でもかなり異例の非常に明るい曲ですね。

“今日は昨日より良い日になる”
明日はきっと 今日よりもっと
毎日が特別なの 隣にいるだけで
Let’s get going, super good day!

 この曲の歌詞において大事になってくるのが、「引用符(”)で括られた歌詞が出てくる」ことだと思います。この引用符内の言葉は、後に出てくる「キミ」という相手が発した言葉だからと考えられます。つまり、このイントロの歌詞は「あたし」と「キミ」が掛け合いをしているものと考えられますね。めっちゃラブラブやん。

淹れたてのコーヒーで今日も目が覚め
キミはいつものカフェラテ
時間ないのにね 欠かさないよね
“ほら、行ってきますのキスして”

 ここの歌詞いいですよねぇ…。カップル二人で暮らしているのがありありと感じられますし、「“ほら、行ってきますのキスして”」というセリフは「キミ」が言ってるんですよねぇ…。そしてMVではここでYuNiの投げキッスが見られるんですよ。つまりはそういうことですよね。

わがままばっかのあたしを
強がらせてくれてありがと
なんて面と向かって言えないから
ずっと両の目で見ていて

 割とわがままに生きている「あたし」を、「キミ」が強く支えてくれることが分かるいいフレーズですよね。この短い間でカップルのラブラブ感を出すのがうますぎる。そして、その感謝の気持ちを恥ずかしさからうまく言えないくせして、「キミ」の2つの目で見ていて、と独占欲が垣間見えるのもかわいい。このフレーズに「あたし」の属性詰めすぎでしょ…。

Wake up Wake up
ほら起きて Balmy day
So many……kiss me!

 「Balmy」とは、「心地よい、穏やかな、爽やかな」という意味で使われていると思います。先ほどのカフェラテの件やこの歌詞からも。この曲は朝の曲だというのは分かると思うんですが、問題は「So many……kiss me!」という歌詞。これは先ほどの「“ほら、行ってきますのキスして”」の歌詞とは異なり、「あたし」の発言と捉えられます。つまり、双方ともにキスを求め合うような、めちゃくちゃラブラブな関係だと思われますね。これを打ち込んでいる自分が恥ずかしくなるほどラブラブで尊い…。

さあpa-la parapapapa palaって
踊りたいの ずっと このまま
さあpa-la parapapapa palaって
浮かれたいの もっと
Let’s get going, super good day!

 サビの歌詞は、もうパリピ感満載で何も考えずに踊りたくなっちゃいますよね。こういう、「何も考えてない感」がいいですよねぇ…(語彙力不足)

“ねーねーねー、ねーねーねーってば
ちょっと聞いてよ
可愛すぎて食べちゃいたい”って
それ冗談に聞こえないんだけど!

それならさ キミといっそさ
ひとつになれたなら!
……ってねえ、聞いてる?もう!

 この曲渾身のラップパート。前半に「キミ」のただただかわいい惚気セリフを聞いて、「あたし」もノリノリで応じる様子ですね!だけれども最後に「キミ」が「あたし」の返事に答えていないような様子が描かれていますが、僕の妄想だと、この曲は朝の曲なので、恐らく「キミ」は寝落ち…二度寝しちゃってますね。つまり前半のセリフも寝ぼけて言ったセリフだと考えられます。「キミ」、かわいいキャラだな!?

いつか飽きられちゃうかもなんて
そんな心配吹き飛ぶくらい強くぎゅっとしてEveryday
Are you alright?

“当たり前だろ”って、笑わないで!
そうなの? 期待していいの?

 まだ分からない未来のことより、今を大切にしたいイチャイチャな感じがまたまたたまらないですよねぇ…。そんな「あたし」のイチャイチャしたい欲に「”当たり前だろ”」と応じる「キミ」、その反応にちょっとびっくりしつつも期待する「あたし」…うん、妄想が進みますなぁ!!

I want to be with you.

二人を分かつその日まで
夜が明けても一緒にさ
同じ夢を見てよう

 「二人を分かつ」…つまり、別れるその日までは「あたし」と「キミ」の二人で暮らしていこうねっていう歌詞ですね。ここでエモいのが、夜が明けたら朝になって、1番で語られているようなカフェラテを嗜むいつもの日常がまた始まるってことなんですよね。つまりこの歌詞は本当に無限ループします。ずっとイチャイチャです。「DAYZ」というタイトルは、毎日このイチャイチャな環境が続くということを意味しているということかもしれません。尊い。

Be with me forever,
あたしの全部あげる
全部全部あげる
だからこれからも どうぞよろしくね

 先ほどは「I want to be with you.」つまり「あたしはあなたと一緒にいたい」と言っていた「あたし」ですが、今度は「Be with me forever,」と命令形で「だからあたしと永遠に一緒にいてね♡」って感じを出してくるの、ズルくないですか!?かなりの独占欲が出ている気がしますが、たぶん「あたし」は食べちゃいたいほどかわいい人なので、「キミ」も許しちゃうんじゃないですかね…。


 と、ここまでこの曲は「あたし」と「キミ」によるラブラブなラブソングとして解釈してきましたが、ここで「あたし」をYuNi自身、「キミ」をゆにチル一人ひとりに置き換えると…なんていう妄想ができちゃうのもこの歌詞のすごい点だと思います。


「DAYZ」のすごいところ③ Gigaによるサウンドの作り込み

 さて、曲を構成する点としてボーカルや作詞の面が強いのはもちろんですが、それらを乗せる下地となるサウンドも重要です。しかしながら、今回はサウンド面でも最強のクオリティーを見せています。なんでも作っているのが天下のボカロP、Gigaなんですから!!

 今回はGigaが得意とするEDMの曲調が耳に残った、という人も多いのではないでしょうか?この曲はクラブハウスなどで流しても非常に映える明るい曲になっていると思います。全国のDJの皆さん、「DAYZ」をミックスしませんか?

 私の特に好きな部分はイントロの初めも初め、鳥のさえずりから曲が始まる点ですね。この曲は朝をイメージしているので、やはり朝の音を象徴する鳥のさえずりを入れることで曲全体の「朝」感を導く役割を出していると思います。

 また、イントロ後の間奏にて、鏡音レン君の声で「Giga!」って入っていると、「ああ、Gigaさんが作ってくれたんだな…」感が出ていいですよね。Adoの「踊」にも入っていましたけれども、この音を聴くと「Giga謹製」という感じがしていいですね…!改めてすごい人に作ってもらったんだなって実感します。


「DAYZ」のすごいところ③  MVがイケイケすぎる

 最後にすごいと感じた点は、やはりMVのクオリティの高さですよね。煌びやかなステージで歌って踊って投げキッスをするYuNiの姿は、もう本当に何度でも見ていられます。これに関しては言葉で説明するよりMVを見てもらったほうが早いので、僕からはお気に入りのシーンのスクショを置いておくことに留めておきますね。

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終わりに

 今回は以上です。「DAYZ」は、アルバムリード曲として、また一つのYuNiの曲として非常に高い完成度を持っていると思います。MVの再生回数もいい感じで伸びていますしね。この曲で、YuNiの今後がますます楽しみになりました!!

 ここまでご覧いただきありがとうございました!

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