言わなくてもいいことをあえて言う/(1)コーヒーの微糖について

正直、コーヒーの微糖が1ミリも理解できません。
コーヒーを甘くすることが理解できないわけではありません。
中途半端なんですよね、微糖って。
やるならやる、やらないならやらない。
ゼロヒャクでしかないんですよ。

ゼロ⇒無糖
ヒャク⇒マックスコーヒー(georgia)、「コーヒー牛乳」(雪印/小岩井)

です。
コーヒーはブラック(無糖)しかありえないと思っています。
ですが、上のヒャクは大好きです。
マックスコーヒーはコーヒーを名乗っていますが練乳入りですからね。
やりすぎです、甘すぎです、でもそれくらいならもう好きなんです。
コーヒー牛乳、こちらは乳飲料ですからね、そもそも。
牛乳の一環として飲むので問題なしです。
微糖って誰のためにあるの?飲んでいる人いるの?と思いますが・・・

ちょっと調べてみました。
朝日新聞の2015年5月25日のとある記事に、
「大手メーカーによると、缶コーヒーの愛飲者の男女比はおおむね8対2。主役は30〜50代男性で、多くが疲労感を減らすため甘いミルク入りを買うそうです。健康意識の高まりで微糖やブラックも広がりましたが、ミルク入りなのに甘くないと「中途半端」に感じるようです。」
という内容があります。

この文章から読み取れるのは、
まずは、『多くが疲労感を減らすため・・・』の部分でしょうか。
疲れた体に糖分補給ってことですよね、でもだったらチョコとか食べなよ、って思うわけですが、しかし疲労があるということは眠気もある可能性があるので、カフェインも摂取したい、と考えると、”甘いコーヒーを飲む”ということになるのだろう、ということですよね(たぶん)。
なるほど、そう考えるとなんとなく理解できなくはありません。
もう一つ、『健康意識の高まりで微糖やブラックも広がりましたが・・・』の部分。
先に出したマックスコーヒーは1975年発売だそうです。
おそらくこの当時(から90年代はじめくらいにかけて?)食べ物飲み物に対して健康に気を遣うという発想はなかったのでしょう。
その時期から考えると、2015年頃(SDGsが国連で採択された年)はかなり健康意識が高かったというのは、記憶に新しいです。
そして、それに連動して、微糖やブラックが市民権を獲得していった、と。
コーヒーに限らず、ですけどね。
なるほど、時勢を考慮すると、理解が深まる気がしないでもないです。
さらにもう一つ、『ミルク入りなのに甘くないと「中途半端」に感じる・・・』の部分。
ちょっと意味が分かりません、なんですかね、これ。
しかし、この記事をさらに読んでいくとなんとなく分かってきます。
どうやら、この記事は、
『缶コーヒーで甘くないミルク入りを見かけません。なぜでしょう?コーヒー好き女子として20年以上前から疑問です。(大阪府 パート女性 44歳)』
という投稿が発端のようです。
この投稿者は、コーヒー好きとして、缶コーヒーで「甘いミルク入り」しかないことに不満の様子。
しかしながら、大手メーカーの調査によると、『ミルク入りなのに甘くないと「中途半端」に感じる』という嗜好が判明したということですね。
さらにこの記事のほかの部分では、
『自動販売機の普及とともに広がった缶コーヒー。定番の「甘いミルク入り」だけでなく、最近は「ブラック」「微糖」など種類が増えています。
実は、「甘くないミルク入り」は1990年代後半には発売されていました。』
とあります。
どうやら投稿者は発見できなかったようですが、実際には「甘くないミルク入り」は割と前から存在はしていたようです。
ふむ、なるほど、いやでも、結局この記事は何が言いたいのでしょうか。
おそらくですが、実際には(「甘くないミルク入り」は)あるにはあるけど、消費者の嗜好的にあまり売れないから、人気の(定番の)もの(「甘いミルク入り」)がほとんどで、実際に調査をすると「甘くないミルク入り」は中途半端らしいからね、いうことなのではないか、と。

わたくしは冒頭で『中途半端なんですよね、微糖って』と言いましたが、
意味合いが違いますよね、これは完全に嗜好の問題です。
でも、よく考えてみてくださいよ。
ミルクって甘いですか?
言い換えると、クリープって甘いですか?
というか、甘いミルクと甘くないミルクの差って何ですか??
牛乳って甘いですか?
あれは甘いという表現にはなりませんよね。
おそらくですが、「ミルクに砂糖が入っている」ことがデフォルトだと思っているから、甘くないミルクは中途半端だと言っているのではないか、と。
甘いミルクって「練乳」のこと言ってんの?
だったらマックスコーヒー飲めば?
と言いたい気持ちしかありませんが・・・。

缶コーヒー市場は、時勢を反映しつつ、甘い⇒やや甘い⇒甘くない、に変化してきているわけですよね。
でもたぶんですが、消費者側があんまりよくわかっていないで飲んでいた節があるのではないか、と。
たまに同世代の友人たちと「昭和」ってヤバイ時代だったよね、と話すことがたまにあります。
これはどういうことかというと、今ほど情報ってそのへんにごろごろしていなかったし、とりあえず売れりゃいいしょ、みたいな雰囲気はいろんなところであったわけです。
情報がごろごろしていないというのは、能動的にすぐに情報を検索できないってことですよね、すぐに調べられたら「これってやばいよね」ってわかりますが、それが出来ないというのは、つまりやりたい放題やれるってことなわけで。
今の消費者は厳しいんですよね、きっと。
コーヒーひとつとっても、カロリー気になるし、カフェイン気になるし。
ちゃんとよくわかったうえで飲みたいわけで・・・。
カロリー考えたらマックスコーヒーより無糖ってなるわけです。

話が完全に横道にそれましたね。
わたくしが言いたいのは、中途半端って嫌いって話なわけです。
しかしながら、あくまで嗜好品なので別に言わなくてもいいことなんですけどね・・・。

でも、これだけは言わせてください。
家で休みの日にコーヒー豆を挽いて、自分で淹れたコーヒーを飲んでみてくださいよ。
甘くしようとか、絶対に思わないですから。
甘いのは、コーヒーのお供に食べる方ですよ。
甘いチョコやお菓子と一緒に食べるから甘くないコーヒーがさらにおいしくなるんです。

疲れていても仕事しないといけない時は、チョコを食べます。
眠くても仕事しなくてはいけない時は、強強打破を飲みます。
毎日の仕事の時は、必ず缶コーヒーを飲みます、ブラックで。

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