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北欧への個人旅行5 DAY3(コペンハーゲン)

ちゃんと休んだおかげか、朝から食欲もありたくさん食べる。

そして下記APPを使って遠出先の行き先を検索!

Rejseplanen  (https://apps.apple.com/jp/app/rejseplanen/id317007942

HPはこちら。https://www.rejseplanen.dk

何番線の列車なのか、どこ行きなのか、詳しく出てくれてとても便利。ただ、この時点ではまだデンマークの交通に慣れておらず基本的なところがよくわからない。遠出には大抵エストーに乗ると思っていたのに普通電車の案内がでてきて疑問。仕方なく、一旦中央駅のインフォメーションまで行き確認したところ、「エストーではない電車でOK!そしてこのカードがあればその列車の切符はいらないわ!」と言われ安心して出発。ちなみに同じ列車に乗っていた女性は、遠方へのチケットが含まれていないタイプだったのか車掌さんに色々言われていた。自分ああならなくて、よかった、と胸を撫で下ろす。絶対焦ってしまうもの。

コペンハーゲンから電車で1時間弱ほどで、ヘルシンゲル(もしくはヘルシンオア。言い方が二つある)につき、世界遺産クロンボー城を見学。対岸にはスウェーデンのヘルシンボリがみえ、この地域のチョークポイントのため砦が必要なのだなと納得。

中世からあるこのお城は、シェイクスピアのハムレットの舞台になったことで有名。この辺りの歴史に明るくないけど(明るければもっと楽しいでしょう)、王様のタペストリーになんだか感動していました。とにかく大きいし、大抵絵を見ることが多かったけど、織物でデザイン&表現できるってすごい技術だなあと。そして地下にある砲室が結構ドキドキでした。少し迷路っぽいつくりというか、暗くてよくみえない。地下牢もあるようで、このお城の暗部という雰囲気。突然彫像もあるし。一人だったら泣きそう。(他にも人がちらほらいた)教会も古いだけあって、珍しい感じの彫刻がたくさんあり興味津々。郊外のこざっぱりした要所にある要塞という印象でした。日本でいうと犬山城みたいな感じかな。

(補足:日本帰国後にデンマーク人がシャルルマーニュ の伝説に出ていたなと読み返したら、このクロンボー城にいたかなり大きな彫像がその伝説に出てきたデンマーク人、オジエ ル ダノワ(Ogier le Danois)=ホルガー ダンスク(Holger Dansk)だということがわかりました。自分の中ではオジエ ル ダノワという音でしか覚えてなかったので急にはつながらず。ちなみにこの英雄は、デンマークの有事の際に目覚めるため地下に眠っているとのこと。このお城に彫像を置いたら人気が出たそう。伝説内では永遠の楽園みたいなところに連れられていかれた場面で終わっていたので、地下に眠っているエピソードさえ知らなかったのだけど。たまたま昔の読み物に出てきた人物が登場って、やっぱり欧州おもしろい。)

その後は今回のデンマークの旅で最も楽しみにしていたルイジアナ近代美術館へ。

彫刻がたくさんあって海の近くで。。って聞いただけでもステキ!そしてジャコメッティの部屋があるとのことで、とにかく楽しみにしておりました。

アルベルト ジャコメッティの作品をはじめてみたのはまだ10代で、たまたま訪れたチューリヒのクンストハウスでだった。あの針金のような細いフィギュアにえらく衝撃を受け、つられてふらふらジャコメッティの部屋に入りこんでしまい、保護者的な役割だった姉はわたしの姿が見えなくなり焦り、その後こっぴどく叱られた思い出があります。今回もマックス エルンストのおかしな彫刻とLAKEの文字に惹かれフラフラ歩き回っていたら迷子になっていました。スタッフさんにwhere am I...って質問して出方を教えてもらった。。(英語で初めてその言葉発話しました)

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ようやくたどり着いた湖がみえる大きな部屋はジャコメッティの作品にふさわしい展示場所だった。今まで、企画展や現地の美術館で何度か見ているけど、ここが一番似合っている。この部屋ではないけどMoMAにもあるスプーン女もいたり、うれしい再会ができる美術館でした。

海の見えるテラスやもちろん屋内でも食べられるカフェがあって環境も、展示環境も抜群に良いです。楽園!

常設では、草間彌生氏のインスタレーションが人気でした。たしか日本の企画展で同じテイストの作品を見たけど、常設は初めて!1人であの空間の中に入れるのはなかなか贅沢です。

企画展も面白くもっといたかったけど、他にも見たいところがあるので市内に戻る。開館している時間に間に合ったのでデザインミュージアムへ。こちらは主には20世紀のプロダクト美術館で、自分の生活に入り込んでいる(いた)ものがたくさんあり興味深いです。初代のiMacとか。雑誌の表紙などにもなっている椅子の部屋もおもしろかったです。ハンス ウェグナーのYチェアやアルネ ヤコブセンのアントはやっぱり素敵だなあ。そしてそこから徒歩圏内の人魚姫の像 Den Lille Havfrue(がっかりポイントっていわれているけど、人がたくさん)、そして星型要塞カステレット Kastellet をさっと眺める。

ようやくデンマークっぽいところを見れて一安心。帰りにニューハウン Nyhavn もぶらぶらと通った。ここの色味が見たかったのだよね。観光客でいっぱいでした。帰ホテル途中のエスプレッソハウスで日本で食べ損ねてたフムスのアボカドサンドを食べる。このエスプレッソハウス、北欧のスタバ的な存在らしく(後から知った)本当に今回の旅ではお世話になりました。チェーン店でWi-Fiも通じるし、スタッフさんはどこでもフレンドリーで親切だった。こういうところが日本にもあってくれるといいのにな。

ようやくまともな旅になってきた気がする。

本日もコペンカード大活躍!入場料、交通費はすべてこのカードでした。

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