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営業経験ゼロから売り上げ1億円達成!元ビビり女性営業マンが伝える、営業力の磨き方

よなごさんをイメージして書かれたアイコン

ライカレ(ライティングカレッジの総称。ライターのためのスクール)5期生であるよなごさんは、周囲から「コミュニケーションモンスター」と呼ばれています。

彼女は未経験から営業のキャリアをスタートし、わずか3年で売り上げ1億円を達成した実力の持ち主です。

明朗快活にお話される様子から「会話や場の雰囲気作りが上手な人」という印象。しかし、幼少期までは母親の影に隠れ、周囲の様子をうかがうような子どもだったといいます。


「営業が苦手だという人は多いですよね。でも、文章と同じで営業にも”型”があります。その”型”が分かれば誰でも営業できますよ」と言い切るよなごさん。

人見知りで引っ込み思案だった彼女がどのようにして、営業畑を開拓し駆け抜けてきたのでしょうか。そのヒントを紐解いていきます。

営業経験ゼロなのに、新規事業部の営業マンに抜擢


ーー完全未経験で営業をはじめたとのことですが、最初は何のお仕事をされていたのですか?

よなごさん:事務として入社し新規事業を立ち上げるタイミングで、営業を任されることになりました。

ーーまったくの未経験からの営業だったのですね。よなごさんの他に、営業担当のかたはいたのですか?

よなごさん:いいえ。わたしだけでした。この新規事業というのが、「電子広告を打ち出すためにどうするか」という施策を考える部署でした。

当時はわたしを含めて上司も、どの業界に電子広告の需要があるのかすら分からなかったですし、そもそも「電子広告ってなに?」「どういう工程を踏めば、電子広告ができるの?」といった状態……。

与えられた仕事をやるというより、まずは仕事をつくりだすことから始める必要がありました。とりあえず、長期目標を立てようと考え「3年後にテーマパークと仕事をする」と決意し行動しました。

ーーゼロの状態から、新規開拓して仕事を生み出していったのですね。

よなごさん:自分から仕事を取りに行かないと、会社にいっても仕事がないので必死でした。

先ほどもお話したように、何も分からない状態からのスタートでしたので、まずは電子広告の仕組みを知ろうと大きな展示会に行き、メーカーさん探しをしました。担当者の方に「これって、どうやって作るんですか?」と質問するところからはじめましたね。

そんなことも知らないで、来たの?という担当者の冷たい視線を受けながらも、負けじと「教えてください!」と熱意で突き進んでいきました。

平日は展示会、休日には異業種交流会に顔をだし、とにかく会社でやろうとしていることを外部の人たちに伝えようと営業しました。

しばらくして、テーマパークでメニューボードをデジタル化にしたいとお話があり、そのチームを人づてに紹介頂いて「テーマパークと仕事をする」ことが叶ったのです。言い続けてみるもんですね。

ーーさまざまな業界に顔を出して、自分のやりたいことをアピールすることで切り開いていったのですね。営業といえば、コミュニケーション能力が高い印象があります。

よなごさん:コミュニケーション能力といえば、「話す力に長けている人」といった印象を持つ方が多いのですがそうではないです。

コミュニケーションは、「話す力」よりも「聞く力」が求められます。

会話のなかで「お客様がなにを望んでいるのか」、「どんな悩みを抱えているのか」という点を見極めることが大切です。その課題に対して、自分や会社がもつ技術で課題解決できますよといった提案をするのが営業です。

どうしても「営業=コミュ力が高い」と捉えてしまい、自分は社交的ではないし、コミュニケーションも苦手だから営業は無理。とお話される方が多いのですが、もったいない!

相手を思いやりながら聞く姿勢と、ちょっとしたコツを知れば、営業は誰でもできますよ。


文章と同じで、営業にも型がある


ーー誰でもできる...…!勇気づけられます。 たしかに「コミュニケーションが苦手」だという人は多いですよね。

よなごさん:「コミュニケーションが苦手」といっても、人によって苦手な部分は違いますよね。

自分が発言したあとの、相手の反応が気になるから苦手なのか、会話と会話の沈黙が苦手なのか。「自分が苦手だと感じること」を明確にすると対処法や戦略を打てるので、苦手を言語化して認識することが大切だと思います。

あとは、苦手だと思うことを紙に書きだして、思考を整理していく作業もおすすめです。

ーー苦手を言語化。「コミュニケーションが苦手」とひとくくりにするのではなく、苦手を細分化していくことが重要なのですね。

よなごさん:そうです!コミュニケーションも文章と一緒で”型”があります。文章を書くときも、事前に対象のものをリサーチしますよね。それと同じで、会話に入るときにも事前にリサーチをするんです。

ーー会話前にリサーチですか?

よなごさん:たとえば、ある団体が二つのグループに別れた場合。自分はAのグループに所属しているけれども、Bグループの会話に入りたいと思っていたとします。

「Bグループの会話に入りたいな」と考えはじめたときには、Aグループの会話を聞きながら、Bグループの会話も聞く。自分の得意分野での会話がはじまったときに「いま、野球の話聞こえたんですけど~わたしも〇〇ファンで~!」と会話に入るんですよ。

ーー会話に入る前にリサーチしていますね…!

よなごさん:「たまたま、野球の話が聞こえてきたからつい入っちゃいました!」と言えば、自然ですよね。

ーーコミュニケーションにも”型”があると知れたら、必要以上に怖がらずに人との会話を楽しめそうですね。

よなごさん:「コミュニケーションが怖い、苦手」だと話す人は、自分の発言で相手の反応が鈍かったらどうしようと、頭のなかで思い込んでいることが多い印象です。過去には引っ込み思案だったわたしも、「思い込み」を外すことで、コミュニケーションの苦手意識を改善していきました。

この思い込みを外す訓練のひとつとして、おすすめなのが「挨拶」です。

たとえば、マンションの管理人さんと顔を合わせたときに、「おはようございます」と声をかけてみる。挨拶をされて嫌な気分になる人はいないので、「どう思われるだろう」と考えることはないですよね。

慣れてきたら「いつも掃除してくれて、助かっています」などとプラスアルファで声掛けをしてみる。そうして声掛けを続けていくと、自然とコミュニケーションへの恐怖心も和らいでいくのではないかと思います。

ーー挨拶からの一歩先、わたしも早速やってみます!よなごさんは、ライカレ生向けに営業講座をしていますよね。どのような思いで開講されているのですか?

よなごさん:自分のスキルや経験を求めている人に向けて、適切に届ける力が営業です。この営業力を身につければ、自分の強みを活かして仕事ができますし自分らしく生きることもできる。

わたし自身も40代なのですが、同世代の女性達は年齢を理由にしてしまい、挑戦を諦めている人が多いと思います。「もう歳だから」「どうせわたしなんて」と自分の可能性を閉ざしてしまうのは、勿体ない。

人生100年時代と言われている現代において、40代はまだまだ折り返し地点です。わたしが培ってきた営業スキルを望む人に届け、同世代の女性たちを輝かせたいと思っています。

ーー自分の可能性を広げるためのひとつの手段が、営業力なのですね。よなごさんの電子書籍を読むのも楽しみにしています!

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