ジャズとおじいちゃんとホットチョコレート
先日、東京へ行った際、下北沢にある古いビルの2階の老舗ジャズ喫茶へ連れてってもらった。
80歳くらいのヨボヨボなおじいちゃんが一人でヨボヨボと営んでいて、店内は良い具合の音量でジャズが流れていて、メニューと一緒に灰皿を渡してくれる。
タバコは吸わないけど、タバコの吸えるジャズ喫茶には好感しかない。やっぱコーヒーとジャズとタバコはセットでしょ。と、思ってしまうのはジム・ジャームッシュの影響が大きいのだなと思う。
手書きのかわいいメニューには飲み物も色々あって、わたしは沢山歩いて疲れていたので甘いものを欲していて、ホットチョコレートを。
友人はホットコーヒーと、せっかくなのでチョコレートブラウニーを頼んでみようと。
待っている間に店内に置いていた近藤聡乃さんの「ニューヨークで考え中」の3巻を読む。
良き時間。
中々ボリュームのある漫画なのだが一冊読み終わる頃にやっっっっときたホットチョコレート。
こちらの写真のものになります。
もう手が震えてるから、投げるように置かれたのにびっくりしたけど、それよりも衝撃的なビジュアルに思わず笑ってしまった。
生クリームホイップしようとしてくれたんやな。
ブラウニーにもホイップしようとしてくれてたんやな。
上手くできなくてめっちゃ時間かかったんやな。(結果できてない。)
ホットチョコレートは底にチョコの塊溜まってて、友人のホットコーヒーはもう冷めたくなっていたらしい。
しかし味はどれも本当に美味しくて、一生懸命おじいちゃんが作ってくれたんやなぁと思うとなんだか更にプライスレス。
大好きなおじいちゃん家に来た気分になった。
店内には良いペースでお客様が出入りしていて、若い人たちのライブや演劇のフライヤーが沢山置いてあった。
愛されてるお店ってそういうことなんやろな。
おじいちゃんがやってきた歴史丸ごとに価値があるんやな。
と、帰り道はおじいさんの話で持ちきりになってしまった。
あのおじいさんになら惜しくないわ!っと、負け惜しみ丸出しのようなことをギャーギャー言いながら次の目的地までまたテクテク歩いた。
もう、ホットチョコレートめんどくさいならメニューから辞めたらいいのにな。。。
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#ホットチョコレート
#下北沢
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