日刊 画像生成AI (2022年11月8日)
ジェネレーティブAI界は、今とても早いスピードで進化し続けています。
そんな中、毎日時間なくて全然情報追えない..!って人のためにこのブログでは主に画像生成AIを中心として、業界変化、新表現、思考、問題、技術や、ジェネレーティブAI周りのニュースなど毎日あらゆるメディアを調べ、まとめています。
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開発
InfiniteNature-Zero
GoogleAIの新しい研究が公開。静止写真からの 3D フライスルーの生成を可能にする。以前は動画データだけでトレーニングしたけど、今回は静止画像だけのようです。1枚の画像さえあればその世界を歩き回れるの楽しそうだな..
Runwayが「Text to Color Grade」を搭載
AIツールをひたすら搭載し続けている、AIマジカルツール「Runway」に「Text to Color Grade」が搭載。テキストを入力すれば動画のカラーを調整することができる。通常AfterEffectsなどでちょこちょこパラメーターをいじったりする作業がテキスト入力だけでできてしまうのは本当に楽で素晴らしい。
Lexicaがモデルを開発中
Lexicaがモデルを作っており、数日後に公開されるとのこと。
写真レベルのハイクオリティなモデルでMidjourneyの--testpあたりのポートレート出力感。LexicaのGenerate機能に導入されるってことでしょうか。楽しみです
DPM-Solver++にDiffuserが対応
10~20ステップで通常のサンプラーの100~200ステップあたりの表現ができるDPM Solver++がDiffuserに対応したそうです。
Text to Figma
Nerf Studioで焦点アニメーションが利用可能に
StableDiffusion オートエンコーダーのlatent diffusion upscaler
Stability AIに所属(おそらく)、かつ元オープンソース界隈で色々開発されていた有名な方、Rivers Have WingsさんがStability AIと共同でSDのオートエンコーダーのlatent diffusion upscalerを制作されたようです。
Comic Diffusion がV2に進化。複数のトークンに対応
6つのスタイルを同時に学習させ、トークンを自由に組み合わせることで、誰でもユニークで一貫性のあるスタイルを作ることができます。同じリストの順番を変えるだけでも結果が変わるので、いろいろと試してみてください。これは、誰でも簡単に、柔軟にマンガの企画ができるようにと作られたものです。私がこれまでdreamboothで試してきたことの集大成です。
V2のトークンは、
charliebo artstyle、holliemengert artstyle、marioalberti artstyle、pepelarraz artstyle、andreasrocha artstyle、jamesdaly artstyle
Redditで複数トークンの場合の学習方法について後半で言及してる
Midjourney V4 Diffusionが公開
Midjourney v4の出力画像でSD 1.5をトレーニングしたモデルが公開されました。プロンプトとして「mdjrny-v4 style」を使うとこのスタイルを適用できる。もうMidjourney課金してないよ!って人はこれ使ってもいいかもしれない
割と再現できていてすごい。左がSD1.5、右がファインチューニングモデル
Papercutモデルが公開
Papercut画像でトレーニングされたSDモデルが公開。プロンプトに「PaperCut」で利用できます。
プロンプトテスト用のスクリプトが公開
画像生成する際、どのプロンプトがちゃんと効いているか判断したいけどいちいち生成していると時間がかかるし..って時があると思います。
このATOMATIC1111用スクリプトを使うと、1単語ごとに抜いてまとめて検証してくれるようです。
例えばこれは「banana, on fire, snow」で入力して、このスクリプトを使った例。
Thisdogexists
AI画像かテストするページ。AIで生成された犬が3匹、本物が一匹混じってる。しかも本物の犬の飼い主になることができる。 サイトを運営している団体「Wags and Walks」は助けを必要としてるワンちゃんを救い出して、里親を募集している非営利団体。
絶対いける!って思ったら1問失敗しちゃった..。背景のディテールだけ見たら大体分かるけど、Midjourney v4のだと分からなそう。
Adobe Podcast
画像生成AIじゃないですが、この日素晴らしいAIを使ったサービスが公開されたので紹介。AdobeがAIを使ったPodcastの編集、録画ツールを公開。これ見たけどかなりやばいです。簡単に説明すると、一緒にリモートで話してテキストを起こして文字起こしされた部分を削除して、消したいところを簡単に削除したり、間に音声を楽に入れたり、ノイズ除去もかなり高いクオリティでできています。以下リンクの後半の使用しているビデオを見ていただくと理解できるのでぜひ。
表現
Izumi Satoshiさんの実写→手書き風アニメ変換テスト
まるで4K映画のようが生成画像
ハイクオリティな3Dレンダリングの生成画像
製作者は独自のこういう出力が出るDreamBoothモデルを制作しており、それを利用されています。プロンプトに以下を利用すれば近いスタイルは得られるとのこと。
Midjourney V4 ペーパーマリオ
Midjourney V4 日本人写真
Midjourney V4 iOSアイコン
検証
Midjourney 2つのUL入力のRemixモードの実験
Midjourney v4のイメージプロンプト検証
すごい、横からとった画像からアイソメトリック画像を生成してて、もうDreamBoothとかそういうレベル。画像入力したら高速なTextual inversion的な仕組みが裏で走ってる..?どうしてるんだろう。識者の方にお聞きしたい..
思想・ムーブメント
AIArtについて書いているメディアへの公開書簡
AIとゲームの未来
Shutterstock の幹部が DALL-E 2 の採用を決定した理由
Hugging Face と ServiceNow がコード生成 LLM の課題に取り組む方法
勉強
YouTube から ML を学習するための完全なガイド
最後に
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