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2021年度国家予算成立

こんばんは。ご覧いただきありがとうございます。
障がい者雇用の現場に15年働いている経験からこの記事を書いています。
今回は2021年度国家予算について書いていきたいと思います。よかったら、スキ、フォロー、コメントなどしていただけると励みになります。よろしくお願いいたします。

1.社会保障

2021年度予算で社会保障として、介護報酬改定、障害福祉サービス等改定が決まりました。これにより、介護関係の仕事の方と障害福祉サービスの仕事の方の報酬が少し上がるようです。これは単純に良い点ではないかと思います。どちらも志高く仕事をしているところほど貧乏なところが多いので、地域で継続的に高齢者や障害者を国としては支えていきますよという方向性が出ていると思います。まだまだ盤石とはいいがたいですが、社会保障費の増加額を高齢者割合の増加分に抑えるというところも達成しています。保育の受け皿に602億円、不妊治療費用の助成拡充は首相の意向に沿って上がっています。少子高齢化社会とはいえ子供の育成に力を入れてますというアピールはできていると思います。

2.引き続きコロナ予備費5兆円

病床・宿泊療養施設の確保、ワクチン接種体制の整備に予算を組んでいます。この予算から見るに現金を配る予定はないということもわかります。10万円を全国民にくばると15兆円くらいかかります。日本の人口が1.26億なんで×10万で12.6兆円。ワクチン接種して、集団免疫が確保できてもなおこのパンデミックは収まらない可能性を考えて、今年と同じ額計上しているのは政府としては保険をかけてると思います。

3.国債費の比率

利払い等の返済に充ててる金額が23兆7600億円で、歳入の公債費が43兆5900億円。どういうことかというと、収入の22.3%は借金の返済にあててるけど、収入の40.9%は借金です。こういうファイナンスリテラシーの方とは友達になりたくないですね。このあたりは自分の財布や、会社の経理の仕事をされていたり、企業のIR読むのが好きな方だと?となると思いますが、国の予算になるとちょっと変わってきます。通貨変動のグラフをみるとわかるのですが、日本円は本当に超安定しています。大きく値崩れしないんですね。このあたりはいろんな経済学者などがいろいろ言ってますが、平常運転です。詳しく知りたい方はぜひMMTについて調べて見てください。

4.毎年薬価改定

これは厚生労働省の担当の方に死ねと言ってるような施策なのですが、薬の実売価格を値下がりしたものはさげるし、実勢価格と合わせますということです。これは乖離率とよばれるもので、値段が実勢価格と大きく異なっているものだけ変えますということで、日常的に飲んでる薬がめっちゃ値上がったり、下がったりするわけではないのでご安心ください。国の資料(こちら)のページを割いて薬の値段について書いてあるので、これを下げないと日本の社会保障費を下げれないという厚生労働省の執念が見えます。全体的にみると国民負担は減っていくのですが、平均値なので高価な薬だと0.5%変わるだけでも大きいですからね。

5.公共事業

人口一人当たりのインフラ維持更新コストの増加抑制が挙げられていますね。これは平たく言えば、田舎には住むなということになります。私が住んでいる場所も50年後の水道工事はしないことが決まっています。これはコンパクトシティとしていきたいところです。それに合わせて地方創生で地域移住の推進もありますね。50年以内に日本人口大移動が起きる可能性があります。これも政府の計画通りのところではあります。

6.政府の予測

GDP成長率4.4%と強気に出ました。昨年減った分取り戻したらこれくらい上がるんじゃないかな、オリンピックもあるしというところだと思います。昨年がマイナス4.2%なので何とかしないとなというところですね。名目GDPは令和元年なみ、物価上昇は0.4%、完全失業率あ2.7%を見ています。若干甘いんじゃないかと思う数字もありますが、失業者はもっと増えるかもしれませんが、国としてここまにで抑えたいという意識が見えます・

結論

国の予算成立のメッセージから読み取れるの引き続き注意、オリンピックもあるので国内はお祭りムードで感染悪化も起きるかもしれません。ですが引き続きしっかり予算を確保しています。令和元年度くらいまでには経済戻ってますようにという祈りが込められていると思いました。


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