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アスペルガー障害の方への仕事の指示の仕方

アスペルガー障害の方とコミュニケーションエラーが発生することが多くあると思います。しかし、ひとたび仕事を覚えたら黙々とその作業を進めていくことがものすごく能力としては高いです。どうすればアスペルガーを障害としてでなく、職場で能力として使っていくかについて今回は書いていきたいと思います。

やって見せる

まず、アスペルガーの方へ仕事の指示をするときに大事なことは、仕事の概略を伝え、やり方は本人なりのやり方に任せるということが大事です。そのため必要なことしてマニュアルを渡す、のではなく、こういう仕事をしてほしいと伝えます。その時にアスペルガーの方にメモをしてもらいます。そして本人なりのマニュアルを作成してもらいます。この時、説明するときに気を付けることとして、パワーワードを使わない。できるだけ優しい言葉を使うことを心掛けるのが重要です。難しいなと思ったら要件だけ伝えるのが良いと思います。

傾聴する

最初はうまくいかず、違うことに反論したり、怒ってしまったりしまうこともあると思います。私はよくありました。そこで一旦相手がなぜそう思ったのかを聞きましょう。彼らなりのここが必要だと感じた部分が強くでます。ですがそこは重要でないんだけどなと思ったりします。なのでまずは聞く。徹底的に傾聴。そこで大事なことは、私は敵ではない。君の味方であるとすると相手に理解してもらうことです

出来たら褒める、出来なかったら理由を聞く

アンガーマネージメントが必要になってきます。怒らない。ごめん、そういう意図じゃなかったんだけど、どうしてこう思ったの。何か説明がおかしかったね。優しく聞きましょう。そして出来たら、よくできてるね。どんどんこの調子で頑張ってよ。まずは成功体験をどんどん積ませて相手に自信を与えていきましょう。アスペルガーといっても人によって障害の強さは変わってきますし、個人差が強く出る障害です。なにが本人なりのこだわりになっているか確認し、できたら褒める。できなかったら話を聞く。

チームで仕事をする場合

アスペルガーの方へはできるだけ個人で完結する仕事をさせてあげてほしいです。しかし、チームで仕事をしないといけないことが多いと思います。仕事ができるアスペルガーの方ほど、チームメンバーにこうやってほしい、と強くこだわることがあります。大切なことは傾聴です。まず、聞きましょう。強く聞いてはだめです。頭ごなしに怒ってはダメです。

アスペルガーはめっちゃ空気よめます

アスペルガーの方は空気読めないと思ってる方が多いですが、めっちゃ空気読めます。なので同僚には自分のやり方を強く要求することがありますが、上司からとがめられると言わなくなることが経験として多くあります。そして、相手と話が通じないと感じたら、また通じなかったと失敗体験として深く当人に残り、どうせ理解してもらえないと強く考えてしまいがちです。

偉そうにするなと言わない

アスペルガーの方に限らず、褒めて育てると調子にのってしまうことって人間だれしもあると思います。チームから不満がでることも多々あると思います。そんなときはアスペルガーの方に怒るのではなく、回りのメンバーの方の話を聞いてガスぬきするのが良いと思います。逆説的にチームのことを任せてしまうのも一つの手です。アスペルガーの方で論理的にとことん考えるタイプの人は向いています。思い切って任せるのが大事です。

結論

アスペルガーの方に大切なのは、傾聴。普遍的なマネージメント論が一番通じる相手がアスペルガー障害の方です。山本五十六の名言そのままにすすめるのが良いです。やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

アスペルガーの方へは単語脳が強いのでこちらの動画のコミュニケーションがおススメです。



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