眠れぬ夜を越えて - 睡眠障害とは?
病みサーの皆さん、こんばんは。
しっかり睡眠はとれていますか?
睡眠って、
ストレスや情緒の安定に深く関係しています。
今日は、「睡眠障害」に関する薬物療法や心理療法、注意点を紹介。適切な休息をとることで、日常のパフォーマンスを向上させましょう!
そもそも睡眠障害とは?
睡眠障害とは、睡眠の質や量、リズムが正常でなくなることで、日常生活に支障をきたす状態のことを指します。
主な睡眠障害のタイプ4つ
不眠症: 眠れない、途中で覚める、早朝に覚めるなど、質の良い睡眠がとれない状態です。
過眠症: 通常の睡眠時間をとっても、昼間に過度な眠気を感じる状態です。
睡眠時無呼吸症候群: 睡眠中に呼吸が数回中断することで、質の良い睡眠がとれない状態です。
レム睡眠行動障害: 夢の中の行動を現実に反映させてしまう、激しい動きや叫び声が出ることもあります。
睡眠障害の薬物療法
睡眠障害の一般的な薬物療法には、ベンゾジアゼピン系薬が使われます。
ベンゾジアゼピン系薬の作用
中枢神経系を抑制し、筋肉の緊張や不安を和らげます。
睡眠障害への代表的な薬剤
ベンゾジアゼピン系薬の注意点
長期間の使用により依存や耐性が発生する可能性があります。突然の中止は避け、医師の指示に従って段階的に減量しましょう。
また、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は依存性や耐性が発生する可能性もあります。
非ベンゾジアゼピン系薬の作用
ベンゾジアゼピン系と同様の効果を持ちますが、作用の機序や構造は異なります。
睡眠障害への代表的な薬剤
非ベンゾジアゼピン系薬の注意点
依存性はベンゾジアゼピン系よりも低いものの、使用には注意が必要です。
オレキシン受容体拮抗薬(ORA)の作用
オレキシンという覚醒を促す物質の受容体に作用することで、覚醒を抑制し、睡眠を促進します。
睡眠障害への代表的な薬剤
オレキシン受容体拮抗薬(ORA)の注意点
他の薬との併用やアルコール摂取との併用には注意が必要です。薬物療法の際は医師の指示に従いましょう。
メラトニン補助薬の作用
睡眠ホルモンであるメラトニンの合成を助け、体内リズムを整えます。
睡眠障害への代表的な薬剤
メラトニン補助薬の注意点
他の睡眠薬とは異なり、中枢神経系の抑制効果は少ないとされています。
抗うつ薬の作用
うつ病の症状を和らげるとともに、一部は睡眠の質の改善にも効果があるとされています。
睡眠障害への代表的な薬剤
抗うつ剤のプチ解説
抗うつ剤は、うつ病の治療を目的として使用される薬剤です。
一方で、副作用に眠気を引き起こすことがあるため、睡眠補助薬として処方される場合もあります。
睡眠障害に効果的な3つの心理療法
1. 認知行動療法
睡眠習慣の改善や認知の再構築を行い、睡眠の質を上げる療法です。
2. リラクゼーション療法
深呼吸や筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで、身体をリラックスさせる技法です。
3. スリープハイジーン
これは、睡眠の質を向上させるための習慣や環境を整える方法です。
一定の生活リズムの維持や、寝る前のカフェインの摂取を避けるなどが挙げられます。
認知行動療法に関する記事はこちら
まとめ
質のよい睡眠は、身体・心の健康に不可欠。
睡眠障害に悩んでいる方は、個々の状態に適した方法で悩みを解決して、日々を有意義に過ごしましょう。
また、長期間の睡眠障害は、医師や専門家の診断・治療が必要です。早めの相談をおすすめします。
以上、病みサー公式note編集部でした。次回も皆さんの心と身体の健康に役立つ情報をお届けします。おやすみなさい…🌙
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