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管楽器とコロナのこと⑤

演奏会お疲れ様です

この間、友人の出演する吹奏楽の演奏会で『イヤに分厚いパンフレットだな…』と思ったら、年末にかけて近在で行われるコンサートのチラシが20枚以上入っていてびっくりしました。

総重量の7割くらいがチラシ

2年…もうすぐ3年になろうかというこの状況下で、『そろそろ大丈夫かも!』と皆さん活動を活発化されているようです。
その演奏会でも、『声援は無し』『最前列2列ほどは空席』『客席に向かって話すときはマスク』と、色々見た中でもかなり気を使っているように見えました。おそらくは会場側の要請もあってそれをしないと使わせてもらえないんでしょうね。
『やっぱり生演奏でないと』というつもりはありませんが、演奏会に行くことで得るものもあるというものですので、開催のために尽力された方々には敬意を表したいと思います。

(これはまた別のコンサートで初演を聞いて、楽譜を買い求めました)

皆さんどうされてるんでしょう?

とはいえ仕事や移動時は極力マスクを外さず、同居家族以外との食事も極力避けるか、黙食を徹底…とやっている生活の中で、『楽器を吹く時だけはノーガード!』というのが、わたし個人としてはどうしても得心がいかないので、来年以降も今しばらくはこのスタイルでの演奏を続けようと思います。
その辺の矛盾をどんな風に整合性をつけているのかな?と思って身の回りの何人かに話を聞いたりしたんですが、フツーに会社帰りにスタッフと飲んで帰ってくる日々に回帰している人、ヤマハの実験結果を引き合いに出す人、なんとなく大丈夫じゃないかな?と思っている人、罹っても自分は大丈夫だと思うという人、マスクに効果は無いと思っているけど周りがしているから仕方なくしているという人、弱肉強食の世界なのだからコロナで亡くなってしまうのは仕方のないことなんだ、という人…etc
ま、まぁ色んな人が居ました。

子供にはやらせてあげたいなぁ…

我が子も4月から希望していた高校の吹奏楽部に入部し、毎日朝から晩まで練習漬け、まるで自分の中高時代を見ているようですが、正直なところ学校からいただいてきてしまったら、家庭内感染は防ぎようが無いと思っています。でも、自分たちがそうであったように、彼らの高校時代もあっという間なので、出来る限りやらせてあげたいくらいには親バカです。
だからせめて、親が外から持ち帰らないように先述のように世の中的にはチョット窮屈かもしれないくらいの生活を続けています。

メリハリをつけた生活

正直なところ私もこのnoteの①~④を書いてた頃は、自分の窮屈さの裏返しで、好き勝手やっている人を心の中で罵っていた向きもあります。
でも、子が学校でリスク高めの生活を過ごすのであれば、親は出来る限りリスクを下げて家庭内のリスクを下げることで協力する。同じように社会全体で、医療者をはじめとしてリスクを下げる行動をする人がいるからこそ、少しずつ日常に戻せるよう皆が協力し合う社会になれば、と思うようになってきました。

こういう日もある

どうしても対面で食事をしたい相手や、これっきりの演奏機会となるような場面もあるかと思います。色んな意味でリスクを下げてくれている人に思いを馳せ、感謝と敬意を払いつつ、それ以外の場面では感染予防に気を配れば良いだけなのに、全面的にマスクを外させたり、黙食を中止にしたがったり、あまつさえ、感染予防を推奨する医療者の方に向けて罵声を浴びせる方向に向かうのはなんでなんでしょうか?

話を戻すと、以前も書いたように感染のリスクを正しく理解し、覚悟を持ってやっていくのであれば良いかと思います。また、その演奏会は医療関係者の方をはじめとして、社会全体での感染の可能性を下げている多くの方の協力のもとに成り立っていることを忘れないでいただきたいのです。
その上で、やるからには"立派に、十分、元気に"やっていただきたいという思いを込めて演奏会のアンケートは少し辛口になりますのであしからず。

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