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管楽器とコロナのこと⑥

そろそろ、どう?

コロナも3年目に突入し、2類から5類へとか、屋内のマスク不要論とか百花繚乱咲き乱れていますが皆様お元気でしょうか。身近な人でも一家全滅だったり、事務所が無人だったり、ひょっとしたら私自身も既に感染していて無症状なだけだったかもしれませんが、引き続き気を付けていきたいと思います。(屋内マスク不要はさすがにない)

そんな中、年賀状なんかでも『そろそろ、どう?』というお声がけをいただくことも増えてきて、一人録音ではなく他人と音を重ねることを少しは考えないとなぁと思ったりしています。吹奏楽はともかくバンド活動の方は少しはやりようがあるのではと、現時点で実現可能な方法を考えてみたので、自分の思考の整理の為にも書いてまとめてみます。

前提として、人前でマスクオフは無しですので当然ライブハウスなどで吹くことは考えていません。管楽器用に下が空いていて何から誰を護っているのか分からない変な装備品も無しです。(飛沫拡散の検証はやっているようですが、吸い込みの検証は観たことが無いという…)

3つの選択肢

ぼくのかんがえたさいきょうのほうほう

BandLab

これは普段、一人多重録音で使っているCakewalkと同じフォーマットなので一番導入がしやすくコストがかかりません。
もともと私の入っているバンドはドラムが弱いので、どこかからか入手したMIDIの音源をベースに、生演奏するパートをマイナスしていくスタイルで、時にはMIDIのドラムと生で叩くドラムがズレて、事故が発生することもあったけど私はげんきです。
これと同じ理屈で事前に演奏曲のMIDIに合わせて各パートを録音しておき、極力MIDIの無い状態で再生できるように組み上げておけば、最悪、本番に誰か休んだとしてもそのパートも音が鳴る…なんなら、本番も音を出さずに当て振りでもいけてしまうという(笑)

しかもオンラインで共有できるのでめいめいが好きなタイミングで好きなように録音しておいて、本番直前にミックスで調整すれば最適な演奏になること請け合い。

これをオンラインで共有

しいて言えば、一度試しにホーンセクションを録音した時に、いつもの多重録音と同じ感じで録音したら室内のリバーブが変にかかってしまって、音がぼやけるというか、周りを邪魔してしまう感じだったので、オンマイクでクリアな音を録る等の工夫は今後の研究課題ですね。
なんだかバンドメンバーには不評なんですが、今どきプロのバンドでも事前にスタジオで録音したものをライブの裏で流しているのは、公然の秘密なので、今更そこだけライブ感に拘らなくてもいいのではと思うんですよね。
この場合、多分は私はライブ会場には行ってもマスクは外さずにオペレーターに専念する感じですね。

琴(ピアノ)をBandLabで友人に依頼

②サンプラー

これは頭の中で考えているだけなのですが(何より機材を買わないといけないので…)バンドで普段やっている曲は歌ものが多く、大体の場合ホーンセクションはバッキングとかせいぜい曲間の10数小節のソロ程度なので、サンプラーのバンクに予め録音しておいて、演奏に合わせてポチッとなとすればなんとかなるんではないか?と… 要は演劇のSE等のポンだしと同じ感覚ですね。
有名どころだとこの辺とか…

高いなぁ…というわけでもないですが、EWI使いとしてはやはりこちらか?

使ってみたことが無いのでいまいちよくわかりませんが、パッドの触り心地は今持っているMPK mini Play MKと同じとして、どの程度リアルタイムで音が出るのか?突然大きな音が出ちゃったりしないか?レビューなども読んで下調べをしていますが、こればっかりは買ってみないと何ともわかりません。

主にパーカッションの入力用に昨年導入。まだ使いこなせてはいない。

というかこの辺の機材全般、昨今の半導体不足の影響なのかどれもこれも1.5~2ヶ月待ちですね。夏のライブまでには試運転も含めて間に合うかな?何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらお願いします。
ちなみにこの場合もライブの時は管楽器は持って行かずに、管楽器の音の入ったサンプラーを持ち込んでプレイする感じですね。場合によっては①と②を組み合わせてインストの曲なんかも管楽器の音を被せたりできるかもしれません。

SYNCROOM

久しぶりにアプリを立ち上げてみたりなど

ご存知ヤマハのリアルタイムの遠隔演奏システムです。個人的には生(?)演奏をするのであれば、これしか手は無いと思っている大本命です。
丁度コロナが始まってすぐ位だかにβ版が緊急でリリースされて、当時はまだ一人多重録音なんかもしていなくて、早速入れてはみたものの、自宅の回線も貧弱でとても使い物にならなかったのです。
バンドのメンバーとも試してみたりもしたのですが、その頃はお互いに何だかよく分からないままやってみて『う~ん、やっぱり上手くいかないね』という感じでなんとなくお蔵入りになっていました。あの頃はコロナ自体その内自然に収まるでしょう、と舐めてかかっていた部分もあって、初期からちゃんと環境を整えていなかったのは不明のそしりを免れない部分です。

改めて繋いでみて回線チェックをしてみたらば、そこそこの値にはなっているみたいなのでいろいろ試してみる価値はありそうです。

そこそこの値

これであれば、ライブ会場へは行かずに会場のメンバーと連携して、自宅なりブロードバンド環境のあるスタジオで一人演奏して、安全に(?)ライブに参加ということになると思います。これならライブ感に拘るメンバーも納得?

2023年活動目標

ということで、まずはSYNCROOMの方の運用方法等をバンドメンバーと相談しつつ、同時並行でサンプラーの導入を試してみるというのが、個人的な今年の活動方針となりそうです。
とはいえ、SYNCROOMのサイトを見ていてもニュースのほとんどが2020年のものなんですよね。コロナ初期に流行った(?)ZOOM呑みの様に皆さん飽きちゃったんですかね?考えたくはないですが、室内のマスク解禁とかでまた拡がっちゃったらどうするんでしょう。コロナ前の様に咳き込みながらでもライブを続けるんでしょうか?やだなぁ…
それ程、音楽に思い入れのある人間ではないですが、どんな状況でも続けていけるようには準備はしておきたいと思っています。

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