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管楽器と録音②

先日、リアルでの友人に『YouTubeの動画ってどうやって撮ってるの?』と訊かれたので、説明と整理を兼ねて、道具立てと合わせて書いておこうと思います。細かな機能や使い方を説明できるほど勉強していないので(勉強しろ)とりあえず録音の入り口から順に並べていこうと思います。

マイク:TASCAM TM-90BM

大きさの比較にAltoSaxのマウスピースと。意外と小さい。

はい。いきなり変化球です。普通『管楽器』『録音』『マイク』とかで検索をかけると"SHURE SM57"とか"オーディオテクニカ PRO35"とかが出てきますので、正直なところ他の方にはおススメしません。
このマイクは元々コロナ禍の最初の頃に会議室と遠隔地のミーティングをする必要があって、まだ最初の頃だから皆ヘッドセットとかも持っておらず、バウンダリータイプならテーブル廻りの音を全部拾えそうということで購入しました。
管楽器で使ってみて良かったのは、部屋の周囲の自然なリバーブも拾ってくれる(ような気がする)ので、キレイな音色で勝負しない私のような者には、程よい空気感になっているのではないかと思います。とはいえコンデンサータイプなので、無駄なノイズはほとんどないクリアな音で録れるのと、あと地味に便利なのが裏面の"LOW CUT"スイッチ。低音のノイズを録音しないようにしてくれるので、夏冬のエアコンの音を気にせず録音できるのは重宝しています。

スイッチが切り替えにくいのが難点

会議のシチュエーションでは、結局一度も使用していないのは言うまでもありません。

オーディオインターフェイス:ZOOM U-22

これも小さい

多くの管楽器奏者がつまづくのが、このオーディオインターフェイス(いわゆるI/O)かと思います。私も最初は、というか今でもくっきりは理解していないので、ざっくり管楽器の生音(アナログ)をパソコンに取り込む(デジタル)ための変換器くらいの理解の仕方です。詳しくお知りになりたい方はこちらの記事などが分かりやすいかもです。

バンドの録音をするのならいざ知らず、私は一人で録音するだけなので、入出力の端子は最低限で良かったのと、先述のマイクがファンタム電源が必要なコンデンサータイプでしたので、その機能がある点で重宝しています。

パソコン:NECさんの軽いやつ

ゆえあって多くは語りませんが会社支給の…というか、前回の記事の通り元々は会社のYouTubeの収録用に始めて、その延長線上の技術の向上ならびに収録の幅を拡げるためという名目もあるので、まぁまぁ…というところで…

録音用のソフト:CakeWalk by bandlab

これが無料で使える時代サイコー

ちまたで言うところのDAW(ダウ)ですが要は豪華なボイスレコーダーだと思っていればOKかと(雑)
宅録をされている方や、ギター、ベースの方には今さらかもしれませんが、自分の音を視覚的に捉えることができるのが非常に新鮮でした。
詳しくは次で書こうと思いますが、管楽器、特にクラシック系のプレイヤーって感覚至上主義というか、自分の音の解析や振り返りをしないイメージがあります。実際、私も自分の録音を聴くことはあっても、こうやって目で見て他の音とのバランスやタテの線を振り返ることは無かったように思います。
まぁ昔は素人ではおいそれと手が出せないような高価な機材が必要だったのだと思いますが、繰り返しますが無料です。

ヘッドフォン:audio-technica ATH-AVA300

持ってる録音機材の中ではこれが一番ボリュームがあるかも

自宅で編集する際にはモニタースピーカーとかを使っていないので、長時間装着しても疲れないことと、ある程度周囲の音(『野郎ども。メシの時間だ』等)が聞こえるようにと考えた結果、オープンタイプのこちらに。
そんなに高いものではないので、ある程度消耗品と割り切れなくも無いのと、汗っかきでイヤーパッドが合皮だと耳に貼りついちゃうので、布製なのもポイント高めです。

とりあえず録音に使う道具としてはこんなところです。 
パソコン以外の機材はざっくり¥25,000程度で揃えられるので、管楽器本体の価格を考えると付属品レベルのコストで、今までできなかったことができるようになるというのは素敵なことだと思うのは私だけでしょうか?
これを読んだ方で『もっとこうした方が良いんじゃない?』という方がいらっしゃいましたらコメントをお願いします。

画面は先日upした『Do You Hear the People Sing?』



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