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【初心者ライブレポ】TOOBOE「和やかな支配」東京公演(3/20)【日記】

こんばんわ。やみくもと申します。
TOOBOE「和やかな支配」東京公演に行ってきたので、今回はそのライブレポをお伝えします。

先に二点注意して欲しいことを述べます。
一つ目は、私がライブ初心者だということ。
コンサートやイベントのような形式を除いたら、初めてのライブだったので、至らない部分やツッコミたくなる部分があると思います。そこは、温かい目で見ていただけると嬉しいです。

二つ目は、当初このライブレポは日記として書いていたものだということ。
関係ない部分は除外してありますが、日記なので私の私見が多く入っていたり、丁寧語じゃなかっなり、文体が変わっていたり、改行が全然なかったりします。
ライブレポとしては少し読みにくいかも知れませんが、個人の感想に寄ったレポ形式ということでどうか一つ……。

それでは本編です。

 さて、今日は念願のライブ、TOOBOE「和やかな支配」東京。全国ツアーの最終日。普段YouTubeを見ている時間を削って「千秋楽」「Stupid dog」を一周ずつした。TOOBOE、というよりjohnだと思うのだが、一曲が短いのでアルバムになると十代後半くらいの曲数になる。アルバムの完成度としては「千秋楽」だが、一曲一曲の重み、よりはっきり言うと個性は「Stupid dog」だな、と認識を新たにする。一周してあまり印象に残らなかった「咆哮」がアーティストの順位で4位になっていて慌てて聞き直したりした。聞き直すとやっぱり良い。が、その間に今度4位は「往生際の意味を知れ!」になってたので多分その辺りは変動しやすいのだろう。
 ライブにはあまり行かない。最後に行ったライブは去年の8月にやってた「水星の魔女」のイベント。それをライブとしてカウントしないなら、多分人生初。お金の問題で渋っていたが予定もないしTOOBOEはjohn時代からずっと応援しているファンなのでせっかくならと勇気を出してチケットを買ってみたのだ。
 開場は17:00で開始は18:00。場所は恵比寿ザ・ガーデンホール。こういう時は早めの行動が吉ということで、16:30に家を出る。が、ここで問題発生。折り畳み傘を持っていたのだが雨の勢いが凄く靴下がびしょびしょになってしまい、仕方なく家に帰り、靴下を履き替え、靴を防水のやつにし、傘を持って行く。会場までは特に迷わず着いた。時間は見ていなかったが、恐らく17:15くらいには着いていたのではないかと思う。
 会場に入る。二階に案内され、600円を小さなコーラのペットボトルと交換して知ってはいたがたけーなと思い、そこからどこに行ったら良いか分からず困惑する。一度下に降りたがそっちは入り口方向、戻ってきて2階の広場に座っていると女性客が入っていったので私も入った方がいいのかと思っていると、爆音で「チリソース」が流れてきて、リハかなと思っていたがそんな雰囲気ではなく、もしやと思いチケットアプリを見ると会場16:00、開始17:00で急いで会場に入る。この時は本当に焦った。
 入ると、お客さんでパンパン。でも撮影禁止を破っている人はいなくて民度良いなと思った。上から見た時右上くらいの位置の出入り口付近に立つ。そこで「爆弾」が流れ始め、叫んだ。その時にはわかったが、自分はライブの時に観客がよくやるあの高い声を出すのに適正があるということ。かなり綺麗に叫んでいた。
 そんなことはどうでもよく、大好きなナンバー「爆弾」を聞いて体を揺らす。他のお客さんに倣ってAメロの時は拍手、サビの時は片手を上下する形でライブに参加し、一体感を味わう。初めてだったが割とすんなり行けた。次が確か「敗北」。こちらも大好きなナンバーなのでjohnさんが歌い出しを入れた瞬間叫んだ。後のMCで分かったことだが、この曲は「チェンソーマン」のマキマ、「往生際の意味を知れ!」の誰かヒロインっぽいキャラクターに支配される主人公、というところから出てきた曲らしい。正確には、「そう言った作品を作っていると自然とそっちに気持ちがいってしまう」と言っていた。私は勝手にjohn時代の「コヨーテ」から来ている曲だと思っていたので結構意外だった。
 その次か一曲挟んで「fish」。これはあまり人気はないけどかなり好きなナンバー。ただシングル版の方が好きでアルバムに入っているオーケストラ風アレンジは全然ピンと来なかった。今回のライブではシングル版っぽいキーボード主体の演奏。曲に入る前の前奏みたいなのが非常にカッコよかった。ただ、お客さんはあんまり反応していなかった。あまり人気がない曲だからなのか静かな曲調だからなのかは結局わからなかった。とりあえず大満足。
 その次に「ivory」をやっていた。「ivory」もシングル版とアルバム版があるがシングル版に寄った演奏だった……ような気がする。そこまで耳を澄ましていなかったというのが本音だ。ただ、やっぱりライブだとそこまで好きな曲じゃなくても盛り上がる。全然苦では無かった。
 曲がわからなくなったので一旦Twitterの有志が爆速で制作していたセトリを元に作ったプレイリストをカンニング。
 そうそう、そこで演奏終わりに右手の方から女性が登場したのだ。事前にゲスト:楠木ともりと書いてあったのですぐに誰かはわかり、私が右側だったこともあって叫んだ。そして「紛い物」。これも好きなナンバー。ただ、楠木さんは声が細すぎて高音しか聞き取れなかった。音量はかなりデカめだったので音響ミスというわけではなく、声質の問題だと思う。
 楠木さんが退場して拍手が起こり、ここでMC。「私なんぞが呼んじゃないけない大物声優さんに縁合って来てもらいました」みたいな話。その縁とはもちろんアニメ「チェンソーマン」マキマさんのこと。私もアルバム「Stupid dog」のトラックリストを初めて見た時かなり驚いた記憶がある。ただ、それはTOOBOEがフューチャリングゲストを呼んでるところを見たことがないからでもある。意外なゲストだった。
 その後のMCは確かTシャツの紹介だったと思う。デザインはjohnさんがやっているとのこと。ライブTのことを「記号みたいなのがよく見るとTOOBOEになってて着やすい」、ツアーTのことを麻雀と絡めて紹介していて、麻雀好きな私としてはそっちに反応した。そこで、「麻雀は人生」みたいなことをjohnさんが言い始め、客席から笑い。もちろん私も笑い。その後に「楽屋で雀魂やろうと思ってたら9:00から16:00までメンテナンスでちょうどできなかった」と語っていて、さらに笑いが起きる。雀魂プレイヤーとして私も笑ったし、なんか身近な存在になった。麻雀の話には詳しく深堀があって、「新しい牌を捨てて一枚引いて、それが良くなかったり良かったりする。一枚捨てて進んでいく」みたいなことを話していた。
 再びセトリをチラリ。
 忘れちゃいけない曲だった。「錠剤」。一番最初の雄叫びでみんな何の曲か気付いて大盛り上がり。個人的にはすごく好きというほとのナンバーじゃないけど私も大盛り上がり。今や「心臓」と一二を争うTOOBOEの人気曲、盛り上がらないのも無粋だろう。
 それが終わり「ダーウィン」。これが個人的に大好きなナンバーなのでイントロの瞬間叫んだ。盛り上がりまくって恐らくジャンプ禁止にも関わらずちょっと飛んでいた。会場もしっかり沸いていた。アルバム「千秋楽」といえば表題曲「千秋楽」か「ダーウィン」だと思っているので会場と一体になれたのは嬉しかった。次に「咆哮」だったが、こちらは特に印象なし。もちろん苦だったわけではなくて普通に盛り上がっていた。
 ここでもう一度MC。話していたのは「ライブを楽しめるようになったのが今回から」、「自分は一般人のマインドだから自分のためにスタッフの人が50人〜100人動いていて今目の前に千人人がいるというのが不思議」、「もう14曲やっている。こんなセトリは二度と組まない(もっとやってーという観客の声にやだよという返答)」、「俺ピースなんて最初の頃しなかったのに今するようになっちゃったよ。あいつもメジャー行って変わったなって言ってください(会場笑い)」、「自分は芸人のウエストランドが好きで、彼らと同じで世界観を作れないからその場でその場で盛り上げるしかない(+ウエストランドトークと岡山出身の女性が叫んで反応されていた)」、「和やかな支配は日常の下に音楽があって、通勤中や作業中なんかで曲を聴いて支配されている。これが第一の意味。第二の意味は『チェンソーマン』や『往生際の意味を知れ!』の支配される主人公から来ていて、ダブルミーニングみたいになっている」と締めくくっていた。ちなみに第一の意味を指して支配と言い出したのはjohnさんではないらしく、「マジでいい言葉だと思う。俺が言ったことにならないかな」と笑っていた。個人的にはjohnさんはガッツリ世界観を作ってそれを見せてくるタイプの人だと思っていたので「世界観が作れない」というのは不思議だった。多分ライブ後の今思うにjohnさんは自分の作っている曲はストーリー性はあるけど世界観があるわけではない、と認識していて、私はそのストーリーを世界観の一部と認識しているのだと思う。とにかく、それが意外だった。
 そこからは恒例というか「盛り上がっていけるかー」というコールアンドレスポンス。普通に声出ししていたら「ヒガン」のイントロがかかって悲鳴のように絶叫。あまりにも嬉しいサプライズだった。絶叫しすぎてあの高い叫び声のまま「やばいやばい」と口走っていた。john時代の曲として大人気、私も大好きなナンバー。お客さんも大いに沸いていて、私も含めてサビを歌っていた。サビ後の「らっとぅららったたったとぅーら」みたいなパートでマイクを向けられ、掠れた声で歌った。かなり楽しかった。
 そこから「拍手でもなんでもいいからリズムキープして!」とマイクが入り、「心臓」のイントロ。完璧な繋ぎにもちろん絶叫。こっちもサビを全力で歌った。声はカッスカスになっていたと思う。全力で歌うのがあまりにも楽しかった。さらには途中で3・3・7拍子の手拍子パート。会場の盛り上がりと完全に一体になりながら手を叩いた。
 そこから「往生際の意味を知れ!」に繋がり、「最後の曲」というマイクが入って「浪漫」。そこまで全速力で駆け抜けた感じだった。
 メンバーが引き上げ、当然アンコール。パンパンパンという手拍子をしていたのだが、そこで3・3・3の人と3・3・7の人がいてどっちにしたらいいのだろうと困惑しつつとりあえず3・3・3。結構な時間が経って手の感覚が無くなった頃に再びメンバーが集合し、歓声。もちろん私も。
 そこから結構長くMCが入った。内容としては「アンコールありがとう。うちのファンは特に何も言ってないけど『心臓』の影響で3・3・7でアンコールするよね。今回回った地方のライブでは3・3・3で面白かった」、「数曲やります。john名義から応援してくれてる人も新曲の『光』から知ったよみたいな人も楽しんで!」みたいな話だった。もう少し長く話していたような気がするのだが、出てくるのはこれぐらい。もしかしたらMCパートの内容、時系列がごちゃ混ぜになっているかも知れない。
 そこから『毒』。これは結構意外なチョイスだなと思った。というのも、この曲はTOOBOE初期に発表された曲なのだがそれほどの人気曲というわけではなく、アルバム「千秋楽」にも入っていない。それなりに好きな曲だったのでアルバムに入ってないのが意外だったことを覚えている。その晩はいよわ「わたしのヘリテージ」と「千秋楽」が同時にサブスクに来ていて、当時受験生の身でありながら日時が変わってサブスク解禁になった瞬間にどっちのアルバムも聞いて感想をTwitterに上げた。今日記を書いている最中に思ったのだが、そんなにTOOBOEが好きならさっさととライブに行けば良かったのでは? あまりにライブに臆病すぎる。
 その話は一旦置いておいて、MCでも言及された「光」が終わり、「残すところあと一曲くらい」というマイクが入る。最後の曲に対して「『千秋楽』か『春嵐』来い!」と強く念じた。「千秋楽」はTOOBOE名義で上位の好きな曲だし終わりの曲だし、「春嵐」も同じくjohn名義で上位の好きな曲だし「john名義から応援してくれてた人も〜」というのがフリに思えたのでそのどちらかが来て欲しいと願った。
 結果は「千秋楽」。「春嵐」が聞きたかった気持ちはあるが、全く文句ないチョイスで正真正銘最後の曲ということでめちゃくちゃ声を出した。サビは全部歌った。周りも歌っていた。特に印象に残っているのは後半の方の「SOSを発信しているどこかのあなたに」の時にマイクを向けられそこで全力の声出しをしたこと。声はもうカッスカスもいいところだったが、ありったけの思いを込め、熱唱した。そんな最高の締めくくりだった。ありがとうjohn。ありがとうTOOBOE。
 ライブ後大阪公演東京公演が発表されてまた歓声が上がって、大阪公演のゲスト煮ル果実で大いに沸いていた。東京はcoming soonとのことで、そちらも気になる。現実的には大阪には行けないだろうから当然といえば当然だ。せっかくだし予言をしておこう。うーん……いよわさん!
 ……は流石にないと思う。自分で歌う人でもバンドをやる人でもないので。はるまきごはんさんとかないかな? 
 そんなライブ終わり。めちゃくちゃ汗かいてたし、途中から上着脱いでショルダー床に置いてたし、もう満身創痍という感じだったがそれが却って最高だった。ライブっていいな。
 帰り、2階の開けたところにTOOBOEの横断幕が出ていた。それをしっかり写真に残し、さらな出入り口付近なことを活かし一階のグッズ売り場に早めに並んで、見事麻雀の件で惹かれていたツアーTを購入した。そして、ライブ会場を後にした。
 そんなこんなで帰宅した。そして、この感動が薄れないうちにこの日記を書いている。ライブは本当に楽しかった。途中までは完全に日記として書いていたが、せっかくなのでライブレポとしてやみくもnoteの方に残しておこうと思う。「最初の数曲参加できていないライブレポってどうなの?」という指摘は……置いておく。また後日読み返してこの感動に浸れたらと思う。

(終)

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