サラリーマンリタイアに向けた銀行融資戦略を決算書から考える
2018年のかぼちゃの馬車事件の前後で不動産投資に対する銀行の融資姿勢は大きく変わりました。
数年前のような、今まで投資したことのない年収300万円台のサラリーマンにもジャブジャブでフルローン、オーバーローンが出ていた異常な時代が終わったのです。
しかし、融資審査のハードルが上がったものの、マクロ経済の状態は相変わらず金余りです。
金融機関はお金を貸すのが仕事です。極論、貸さなければ死にます。
金が余るほどあって、貸さなきゃ死ぬなら貸したいのは当然です。
銀行は、貸せるところにはガンガン貸したい。これは「かぼちゃ事件」の前後で変わらない姿勢です。
では、銀行が貸したくなる不動産投資の決算書ってどのようなものでしょう。このnoteでは「銀行が融資したくなる決算書」の基礎情報を記載しています。
対象の読者は、不動産投資を経験している、もしくは興味がある方。銀行融資の仕組みを一般的なネット上の知識とは少し違う角度でインプットする内容となっております。
既にプロパーローンを受けている人には、もしかしたら簡単すぎる話かもしれません。ただ、なかには自身の決算書が「たまたま」銀行受けの良いものになっていて、なぜ自分に融資がおりているか、本質的な部分を理解していない方もいると思います。「なぜあなたには融資がおりているのか」が明確に答えられない場合も、一読の価値はあると思います。
決算書は調整余地がある
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