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ドラマの中でもSNSのSOSチラホラ

最近観たドラマ、TOKYO MER、
いや〜、小手伸也さんがいい味出してたわーって、注目すべきはそこじゃないんですけど、なんと災害現場にお医者様たち自らが出動し、その場で命を救うという医療系ドラマ。手術もできる車も完備し、ドラマとしては毎回ハラハラしつつ、その災害で死者を出さないよう全力で努めてくれるんです。

やはり人の命を扱うドラマは手に汗握り、毎回胸が熱くなるシーンがあって大いに楽しめました。
このドラマ、8話くらいから観たんですが(1話からじゃないのは単純に見逃し・・・見逃しすぎ)ハマりまして、その後とても気になったシーンがあったのでそれについて書きたくなりました。

10話、ある大学構内で爆破事件が起こります。当然MERの出動要請が来て、現場に向かいます。主人公・喜多見医師は、かつて海外支援での医療活動中、テロ組織のメンバーの命を助けました。それによってテロの一味なのではと世間で疑われ始めていて、それはSNSによってまたたく間に広まります。当然、事件の起きた大学内でも、その顔と名前は知られます。途端にその現場にいた大学生たちは、喜多見医師をテロリストと疑い、医療行為を止めさせ、部屋に閉じ込めます。そんな時、同僚の音羽医師が、SNSの文字ばかり追いかけて医療行為をストップさせた生徒たちに言い放った言葉が、とてもよかった。

セリフをそっくりそのまま覚えてはいませんが、
SNSの文字を信じるのではなく、自分の目の前の事実を、自分で判断して行動しろ!、みたいな感じだったかな。かっけ〜〜〜〜。

要は医療ドラマの枠を使って、現代人のSNSで頭がイカれているところに、正しい選択をするのは自分、自分の目にした真実を信じて行動して!というSOSが含まれているとみました。

以前『3年A組 今から皆さんは、人質です』というドラマを観ました。
一昔前から、スマホを操作して出てくる文字がドラマ内の画面で浮き上がり、登場人物たちのSNSでのやりとりを目の当たりにするという表現方法がが多用されていて、ま〜見てて同感もあり、いらつくコメントもありで、個人的には少し目が疲れます。
ドラマのストーリーは割愛しますが、このドラマではSNSでの誹謗中傷やフェイク動画に翻弄された何も考えない個人の行動が、人を自殺にまで追いやってしまうという、まさに現代人のSNS取り扱い注意!というのがこのドラマの中には含まれていました。
主人公の柊先生がいろんな策で訴えかけ、生徒たち自身の心からその過ちをあぶり出し、再起させるドラマだったと記憶しています。

ネット上の情報に対して感情がすぐ流されたり、人の意見(真偽を問わず)を鵜呑みにして行動したり、批判したり、自分の指先で何も考えずポチッと送信する行動で、その先どんな影響を与えてしまうか、想像することができない現代人には耳の痛いドラマ。

うまく利用すれば、みんなハッピーになるSNSも、悪意のもとに拡散されるとみんなアンハッピーになって、不平不満が蔓延するのもSNS。
現実に、被害を受けている人がいることは事実。
なので逃げてはいけない。

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