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咲く、芽吹く

もう桜は葉っぱが出始めている。本当に移ろいの早い花だなぁと思う。だからこそ昔から愛でられてきたのだろうけど。
ちょっと前の日記で家の近くには桜の木が無いって書いたけど、普通にアパートから数十メートルのところに生えてた。並木というほどではないけど5本ほどの桜が等間隔に植えられている。
去年も目にした筈だしもう4年くらい住んでるのに何で忘れてたのかな…。ぼーっとしてるからだな、多分。

昔国語の教科書で、花が咲いていない季節にも桜の木の中には濃い赤色の樹液が流れていて、それが花が咲いた時淡いピンクとなって現れるのだという話を読んだ覚えがある。…私の記憶は当てにならないので細部は違うかもしれないけど、大体そんな感じの…。確かに桜の花は白に近いピンクだけど、花の中央の色は少し濃い色をしていて、樹液の色を思わせる。まるで人の中に血が巡っていて、その色を皮膚が透かすみたい。

桜の花はやがて散ってしまうけど、今度は鮮やかな緑の季節が待っている。
何も気にせず自然を満喫出来る日が早く来るといいのだけどね。

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