見出し画像

抜け落ちた記憶

昨日も書いたけど、クリスマスと言ってもケーキやチキンを食べた以外はこれと言ってクリスマスらしい事をせずクリスマスが終わろうとしている。家の中がもう少し片付いていて、そしてもう少し広かったなら小さめのクリスマスツリーくらい飾れるのだろうけど。じゃあ片付けろよという話だけど。

子供の頃実家には小さめのクリスマスツリーがあった。色んな色に光って点滅する電飾を巻き付けて、オーナメントを好きなところにぶら下げるごく普通のツリーだ。メタリックな玉やプレゼントの箱の形のオーナメント、サンタクロースや天使の人形が付属していたと思う。天辺には大きな星。金色だったかな、銀色だったかな。
いつ頃か忘れてしまったが、我が家からはツリーが消えてしまった。居間の押し入れに仕舞っていたのだが、ある年の冬飾ろうと取り出したらネズミに齧られて手の施しようが無いほどボロボロになっていたのだ。プラスチックのツリーなんて美味しくもないだろうに。
実家には猫を飼っていない時期がほとんど無いのだけど、普段ほとんど開け閉めしない押し入れの中には猫の威力は及ばなかったらしい。
もうツリーが無いからと言ってゴネる年齢でもなかったのか、以後実家でツリーが飾られる事は無くなった。大人になってからは100円ショップで細々したものを買って来て下駄箱の上を飾ったりはしたけど。

今年は特に何も飾らなかったけど、段々子の物心もついてくるだろうし来年からはもう少しクリスマスらしい事をしたいなと思う。子供の頃にはやはり、わくわくした思い出を作ってあげたい。

しかしみんな結構いつまでサンタさんの存在を信じてたとか覚えてるんだなぁとか、子供が居る人は正体がバレないように苦心しているんだなぁとか、感心する。
私はその辺りの記憶が全く無い。親だと気付いてショックを受けた記憶も無いし、気付けば欲しい物を直接親に言うシステムになっていた。
その思い出が無いのは何だか勿体無いので、子にはちゃんとしてあげたいな。ネタバレも含めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?