くだらない話

話にオチがない、とたまに旦那に言われる。

旦那はどっちかと言うと関西人なので(大阪出身ではないが元々の本籍は関西だし大学もあっちだった)笑いに厳しいというか何と言うか。
まあとにかく、私はあんまりテンポ良くエピソードを喋って上手くオチをつけるというような事が得意ではない。しかしオチがないと言われても、こちとら別に芸人さんみたいに笑かそうと思って配偶者と喋っていないのだが。

でも、鉄板ネタというか小話のストックの1つや2つ持っていた方が人とコミュニケーションを取る時には役に立つのだろうなぁと思ったりはする。
今までの人生であった面白おかしい事とか、もっと書き溜めたりしておけば良かったなぁなんて時々思う。
すべらない話、とまではいかなくてもちょっとクスッとなるような話、何かないかなぁと思い起こしてみた。

彼氏(現旦那)と電話で喧嘩して泣いていたら今は亡き愛猫が「ニャーン」と鳴いて寄ってきて手をペロペロなめ始めたから慰めてくれてるのかと思ったら渾身の力で噛まれた話、とか。

親戚のおばあちゃんにオレオレ詐欺の電話が掛かってきてそのおばあちゃんは自分の孫からだと信じちゃったんだけど余りにもすごい勢いで捲し立てられて向こうがビビって電話切っちゃった話、とか。

大学の時、とある件で友達が私の実家に焼売を送ってくれたんだけど私がいつもあだ名でしかその子の話を親にしてなかったから、送り主のフルネームを見ても全然誰かピンと来なくて親が新手の焼売詐欺かと思った話、とか。

…駄目だ。すべらない話とまではいかなくても、なんてハードルを下げてまで書いたけど、やっぱりいまいち面白くない。
しかもどれもツイートした事がある気がしてきた。
少ねえストックだなぁ…。

まあ同じエピソードでも言葉選びや語り口ひとつで随分違った印象にはなるのだろうけど、残念ながら私にはそんな腕は無い。あと、仮に抱腹絶倒のエピソードを私が持っていたとしても、そもそもコミュニケーション能力が著しく低いし小心者なので面識の無い人に披露出来る気がしないのだけど…。
本当にそもそも、って話だな。駄目じゃん。

ただ、先の見えない状況が続いてるし悲しいニュースも舞い込んでくるし、こんな時はスベっててもくだらない話をした方がいいかなぁなんて思った次第です。