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蜂蜜、ミルク、コーヒー、アワアワ

今日はドトールに入って、お昼ごはん食べつつラジオを聴いたり、引っ越しにまつわる調べものをしたりした。久し振りにミラノサンド食べた。サーモンのやつ。美味しかった。
飲み物はアイスロイヤルミルクティーにする事が多いのだけど、今日はハニーカフェオレにした。ストローを差して一口飲んで、「甘っ!」ってなった。でろでろに甘いカフェオレ好きの私だけど、蜂蜜って独特の香りがあるからか余計甘く感じる。これ、ずっとこの甘さだと中々だな…と思いながら何口か飲んだところで気付いた。コーヒーの味がしていなかったことに。そう、私は飲む前にかき混ぜていなかったのだ。ハニーカフェオレは下にミルクと蜂蜜の白い層があって、コーヒーと溶け合ってグラデーションになっている。甘味は下に沈殿するから、私は最初にほぼ全ての甘味を吸ってしまったのだ。
慌ててかき混ぜたけど、やっぱりほとんど甘くなかった。残念な事をしてしまった。しかしやはり小心者なので、レジ前にガムシロップを取りに行けなかった。

何年か前に、阿佐ヶ谷の喫茶店ですごく綺麗なコーヒーを飲んだのを思い出した。グラスの中で蜂蜜とミルク、コーヒー、泡立てたミルクがくっきりと4層に分かれていた。名前がうろ覚えだったので調べたら、ハニーカフェコンレチェと言うらしい。そう言えばこの時も綺麗な層を崩すのが勿体無いなぁと思いながらかき混ぜて飲んだのだった。
あの時は客が私一人で、奥側のカウンター席に座った。可愛いカフェに行くのは好きだったけど、こういう状況の時私はなんと言うかスマートに振る舞えなくて、黙って本でも読むべきか店主と話すべきかとぐるぐる頭の中で考えていた。
コミュニケーション能力に難がある癖に結局私は話をする方を選んだ。多分店主のおじさんにも「この人無理して喋ってるなあ」と思われていたかもしれない。きっとあのおじさんは色んなお客さんを見ていて、私が終始無言でコーヒーを飲んでいたとしても何も気にしなかっただろう。
一体一言目にどんな下手くそな会話の入りをしたのかは全く覚えていないけど、ほとんど猫の話をしていた気がする。ああ、ひょっとして猫が入った店名だから「猫お好きなんですか?」とか訊いたのかもしれない。私は実家で飼っていた猫の話をした気がするし、おじさんも今まで飼った猫の話をしてくれたと記憶している。口下手でも飼い猫の話になると急に饒舌になるとか、猫が好きというだけでも親近感とか、割と猫好きあるあるなのでは、と勝手に思っている。

コーヒーしか飲まなかったけど、あの喫茶店カレーが美味しいらしい。カレーも食べたら良かったなぁ。

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