曇天に黒猫、淡い花

今日は今にも降り出しそうなどんよりした空で、気温も低かった。もうこの気温の上がり下がりやめてほしいわぁ…。

子を送ってきた帰り、目の前を黒猫が横切った。それなりに幅のある車道だけど幸い車は来ていなかったので猫は無事に右から左へ渡りきった。猫が道を横断するのを見かけるといつもハラハラする。
黒猫はスピードを緩めた私の自転車の前を横切るとそのまま道路沿いの家の敷地に駆け込んだ。飼い猫かなとも思ったけどそれにしては痩せていて首輪もしていなかった。
実家でかつて飼っていたのが黒猫ということもあり、私は猫の中でも黒猫は特に好きだ。なんとなく他の毛色の猫よりも目がくっきりと真ん丸に見える気がして、可愛い。なので黒猫が横切っても不吉だなんて全く思わない。寧ろそんな迷信を言い出した人を連れて来て黒猫に向かって土下座させたいくらいだ。

ハナミズキ(多分)の並木の下を自転車で通ると、一番低い枝がギリギリ頭にぶつからないくらいの高さになって、花のトンネルをくぐっているようだった。晴れていて暖かければ最高なのになぁ、と冷たい空気を切って走りながら思った。
まだ花はほとんど散っていないのに、歩道に2つだけ白い花が花首ごともげて落ちていた。まだ綺麗だったから拾って家で水に浮かべてあげたかったけど、これは法的にどうなんだろうか…と思ってやめた。わざわざ自転車を停めて拾うのはそれこそ傍から見たら怪しいし。
今の時期道端や空き地にポピーみたいな淡いオレンジ色の花が沢山咲いていてとても可愛いのだけど、ああいう雑草的に生えてる花も勝手に摘んで持って帰るとひょっとして何らかの法に触れたりするのだろうか。生えている場所にもよるのかな。
ちなみに調べたらあれはナガミヒナゲシというポピーの仲間らしい。引っ越す前の場所でも今の時期そこら中で咲いていた。

ドラッグストアと八百屋に買い物に行って昼ごはん食べてぼーっとしてたらもう迎えに行く時間だった。もっと片付けとか掃除する筈だったのに、おかしいなぁ…。(おかしくはない)