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湯浅譲二:ローカス・オン・コロンビズ・チャコーナ

2010年にフィンランドのチェリスト、アンシ・カルットゥネンが彼の妻の50歳の誕生日を祝うために31人の作曲家に新曲を委嘱しました。

それは、最も古い無伴奏チェロ曲の一つ(ジュゼッペ・コロンビのチャコーナ)をテーマに、無伴奏チェロ曲を書くというものです。

コロンビのチャコーナの主題

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冒頭、Gの音が(コロンビの主題と同じように)3回鳴らされたあと、12音技法のようなメロディーで1小節上行、1小節下行を繰り返す。

この下がったベースラインの音に、上記「コロンビの主題」の音が隠されている。(アクセントがついている)

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2月のリサイタル前に湯浅先生に聴いていただき、20小節目にpoco crescendo、21小節目の後半にクレッシェンドが書き足されました。

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演奏時間:3分

作曲:2010年7月

日本初演:2010年8月21日 宮坂拡志 秋吉台の夏

楽譜:Chester music

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カルットゥネンにより委嘱された作曲家たち

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