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西村朗:カラヴィンカの歌

西村先生による無伴奏チェロ曲「カラヴィンカの歌」は2017年、ウィーンフィル首席奏者タマーシュ・ヴァルガのために書かれました。

Wikipediaによりますと、カラヴィンカは上半身が人、下半身が鳥の仏教における想像上の生物で、その声は非常に美しく、仏の声を形容するのに用いられるそうです。

南禅寺三門二階天井絵

コダーイの無伴奏チェロソナタの前に演奏するのを想定しており、調弦もコダーイのものと同じ (A,D,F#,H=下2弦を半音ずつ下げる)となっています。

コダーイ調弦


今年の9/2にこの曲の練習音源を(先生の所属事務所経由で)西村先生に送りました。

そして9/4に先生から

「良いんじゃない。持続が長い。人間の心に入り込んでいる。」

という言葉をいただきました。

この言葉を心に留めて、明日の演奏会に臨みたいと思います。

山澤慧チェロリサイタル 邦人作曲家による作品集 第3回
2023/10/7(土)17時開演(開演時間ご注意ください)
トーキョーコンサーツ・ラボ

野平一郎:BATT(2012)
菅野由弘:星群II(1997)
西村朗:カラヴィンカの歌(2017)

吉松隆:遠くからの3つの歌より「ふるさと」(2017)
野平一郎:錯乱のテクスチュアIV(2003)
高橋裕:乱声(2017)
西村朗:オード(2012)

チェロ:山澤慧
ピアノ:大瀧拓哉

一般4000円 学生2500円(当日券各500円増し)80席限定

お申し込みは下記URLから。
前売り券お申し込みは当日の10時までとなっております!


2020年3月、「現代の音楽」収録にて、西村先生と。

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