Xperia 1 IIはソニー復活の布石になりうるか(前編)

久々にガジェットについて話してみようと思う。
先日ソニーモバイルよりスマートフォンXperiaシリーズの最新モデルが発表された。その中でもフラッグシップモデルであるXperia 1 II(マークツー)とXperia Proに注目が集まっている。

5G通信対応について

今回のXperiaシリーズの売りはXperia初の5G通信対応である。携帯キャリア各社は今年度中に5G通信の拡充を行なっており既にSoftBankは5G料金プランや対応エリア、対応機種の発表がなされている。世界的にも中韓や欧米の一部地域でも5Gは正式サービスをスタートさせた。今回のXperiaはその5G通信にいち早く対応し、スマートフォンにおけるさらなる通信速度向上につなげている。

カメラ性能

次なる特徴はそのカメラ性能である。カメラレンズとしてXperiaシリーズ初の独Carl Zeiss社のレンズを採用した3眼カメラを搭載している。このCarl Zeissレンズはソニーがデジタル一眼シリーズαやコンパクトデジタルカメラシリーズCyber-Shot、ビデオカメラシリーズのHandy-camにも採用されているレンズですぐれた光学性能と画質で定評のある名門のブランドとなっている。従来のXperiaシリーズではソニー独自のGレンズなどのブランドがつけられていたが、Carl Zeissは初採用となる。スマートフォン業界でもNokiaスマートフォンに次ぎ二例目となる。

また、その光学性能のほかに20コマ/秒の高速連射や瞳AFなどのAF性能を実現している。これはカメラユニットと一体になっている3D iToFセンサーが被写界深度や距離を認識、高速演算することにより高速化を図っている。

そのようなカメラ性能をさらに引き立てるのがPhotography Proアプリである。これは従来のカメラアプリとは異なり、UIをαやCyber-Shotなどのハイエンドカメラシリーズに近づけ、よりプロのフォトグラファーにむけた高度な撮影が可能な仕様となっているのが特徴である。

前作のXperia 1で評価が高かったCinema Proアプリもブラッシュアップが図られており4K HDR動画を24pのほか30p 60pまで撮影が可能となっている。また録音機能も強化され風切り音軽減機能も標準で搭載されている。

ディスプレイ性能

ディスプレイは前作のXperia 1と同じ21:9シネマワイドディスプレイでマルチウィンドウやシネマスコープサイズの映画を鑑賞する際により没入感のある体験ができるとされている。またディスプレイのホワイトバランスも調整ができるようになり、環境に合わせた視聴環境を作れるようなった。

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