Netflixの近藤麻理恵さんの番組を見て思う英語力とコミュニケーション力

Netflixで「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」という番組があります。

日本ではもちろん有名な片づけの達人、近藤麻理恵さんの冠番組です。

活動拠点をアメリカに移し、現在は世界中の人に向けて麻理恵さんの片づけのノウハウを伝えています。

番組は見ていただいたらわかる通り、本当に素晴らしく、本で挫折した私もTVで見てこんまり流の片づけが身に付けられるかも!?と思えるほどでした(まだ過程です)。

麻理恵さんは番組の中で通訳を介して現地の方と話をしています。

アメリカでは通訳を介して話す冠番組を持つタレント(著名人)はいないと言われていますが、麻理恵さんはそれをやってのけます。

おそらく、自分が伝えたいことを通訳を介してでもしっかりと伝えたいから、選んだ手法だと思います。

麻理恵さん自身は英語はある程度話せるんだと思います。

だけど、自分の専門分野のことを的確に英語で表現する英語力には「まだ」達していないのかな。と思います。

それでも、一緒に片づけをした現地の人の心に深くささり、涙を流す人もいました。

それぐらい、麻理恵さんの片づけ法やアプローチの仕方というのは、単なる「片づけ」だけではなく、人の生活や心まで変える「魔法」のようなものなんだろうなと感じました。

さて、何軒かのお家を回っているのを見て思ったこと。

それは、ドアを開けた瞬間の「Hi!」から始まる英語でも挨拶。

挨拶は通訳を介さず、自分の言葉(英語)で話されているのですが、アメリカ人のテンションに合わせて「ハ~イ!」と言いながらハグしたり。

(全く批判的な意味はないです!)

ここで私は思ったんです。

「いるのはアメリカだけど、無理にアメリカ人にテンションを合わせる必要ないな・・・」

「日本語なら何ていうかな? 英語で出てこないなら日本語で言っても良くない?」

と。

私も不慣れなので、「ハ~イ!」と言ったあと、ひたすら笑顔で、何か聞かれたら「イエ~ス!」と言って流れに身を任せがち。

だけど、「アメリカにいるから」、「留学中だから」、「せっかく英語を学びに行ってるんだから」英語しか話しちゃダメ!ってことはないと思うんです。

英語で言えないから黙って笑顔でなんとな~くやり過ごすよりも、相手には伝わらないかもしれないけど、日本語で「元気やった?」「会うのすごく楽しみにしてたよ!」とか、思ったことをバンバン相手に笑顔で言ったら、相手は「何て言ってるんだろう?」って聞いてくれると思うんです。

先に言いたいことを日本語で言う、相手が聞き返してくれたり、聞こうと耳を傾けてくれたら、英語でゆっくり言ってみる。というのもアリかなと思ったわけです。

そりゃ、英語で考えて英語で言えるのが理想的です。その方が上達すると思うし。

でも、いきなりじゃできない。

だったら、黙ってるよりいつもの自分が出せる日本語でバンバン話して、「ちょっと待ってね、今英語で伝えるからね・・・」と自分に注意を向けるチャンスを作るのも良い作戦かな!って思ったんですね。

私も未だに英語が出てこなくて「ひいい!」となる場面は多いけど、

日本語でブツブツ言って、とにかく動じない!だって悪いことは何もしていないんだもの!

相手に案内してあげたいから、伝わるようにがんばってるよ!という姿勢は、日本語であっても伝わるもの。

「英語で何て言うかわからないから・・・」と断ったり、黙ってしまっては、相手とのコミュニケーションは終わっていしまいます。

「日本語しゃべったら罰金」とかじゃない限り、堂々と日本語で話して、英語で言えなかったことは後で復習して、次の機会に言えればOK!

黙っていると、「アイツはいつも静かだ」とレッテルを貼られるかもしれないし、とにかく相手とコミュニケーションを取るには笑顔で何か言葉を口から出したら、気持ちはつたわるんじゃないかなー?

と思ったことを淡々と書いてみました。


アメリカ(その他外国)と日本の文化・習慣の違いをテーマに、気づいたこと、感じたことを綴っていきます。良いところはマネしたり、もっと力を抜いて家事したり、というきっかけを探しています。