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Yayako|弥也子
2024年5月28日 09:43
モーニングルーティンというものにとても憧れていた私が、田舎の山奥にて、朝の心地よい習慣とそれによって身につけてしまった稀なスキルの話をしよう。田舎に引っ越して半月も経っていないうちに、私は小さな畑を始めた。自給自足とまではいかないが、体を動かして自分が食べるための野菜を育てるのは、何とも言えない充足感と安心感に満たされる。朝6時には畑に向かい、一日の終わりに再び畑に立つ生活が始まった。畑で
2024年5月24日 16:52
当時、私が住んでいたアパートの一室の畳には、手のひらほどの大きさのシミがついていた。”心地良い部屋”に最も相応しくないもの、そぞろ不気味なシミ。友達や知り合いが家を訪れるたび、ちゃぶ台を移動させて隠した。それがどうも不自然な位置にあったので、何かやましいものでも隠しているような気持ちになり、毎度心がむずがゆくなるのだった。とはいえ、つけたのは他の誰でもない、私なのだが。そのシミには、と