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2019年1月によく聞いた曲

関ジャムやバズリズムの2018年ベストソング特集などが好きだ。プロが選ぶ去年聞いた素晴らしい曲に新たに出会えるのはもちろんのこと、自分もそれ知ってたぞ~ってなるのも好きだ。なんならあの人より昔から知ってたけどねとか言いふらしたい。でもそんなことは無意味だ。メール冒頭の「お世話になっております」くらい無意味だ。

それならばシンプルに自分のいいと思った曲をまとめたほうがいいかなと思いこれを書き始めた。今年は自分のいいと思ったことを恥ずかしがらずにできるだけ書いていきたいという目標があったのも理由のひとつだ。

ちなみにこの1ヶ月に1回まとめるという手法はヌートンというサイトでマンスーンという方がやっている手法を真似ている。二番煎じどころではない。テレビとインターネットから影響受けまくっている。

ちなみに今月よく聞いたということなので必ずリリースが今月であるわけではない。何かのきっかけで急に昔の曲を聞き始めることがよくある。

Toro y Moi - Freelance

今年1月にリリースされたアルバム『Outer Peace』からの一曲。この曲自体は2018年の10月にMVが公開されていたが、アルバム発売と同時に改めて聞きまくった。僕は普段Apple Musicで音楽を聞いているのだが、Apple Musicではアルバム内の先行リリースされた曲だけダウンロードできて、後々アルバムの発売日に全部自動でダウンロードされる仕様になっている。そしてダウンロードされた曲はライブラリの最近追加された曲のトップにでてくる。

つまり最近ダウンロードされた曲ほど、アプリを起動してから再生までが早い。自分の意志で聞いているようで、プラットフォームの仕組みにめちゃめちゃ左右されている。怖い。

ちなみにアーティスト名は「トロ・イ・モワ」と読む。トロワイモイとしか読めない。そっちのほうが語感がいいとすら思う。実際つくっている人は「チャズ・バンディック」という。チャズ・バンディックのプロジェクトのひとつがトロ・イ・モワ。RADWIMPSのボーカルである野田洋二郎のソロプロジェクトがillionみたいな感じだ。ややこしい。みんな名前持ちすぎ。

チャズ・バンディックはこのアルバムに対して以下のように語っている。

現代社会で文化がどれだけ消耗品となってしまったか。またそれがどのようにクリエイティヴィティに影響を与えているか。あなたが注意深く作品を聴こうが単に聞き流そうがそれはどちらでも構わない、これは創造力 / 創造性の為の音楽なのです。

かっこいい。

Have a Nice Day! - 僕らの時代

映画『チワワちゃん』の主題歌である。映画自体は正直めちゃ嫌いだった。この映画を見て「エモエモのエモ~!エモ~い!」とか言ってる人とは仲良くなれないなと思った。ただ使っている音楽はだいたいかっこよかった。この曲もその中のひとつで一回聴いてからずっと耳に残っていた。

僕はこの曲を聞いて刹那的な快楽の中で漠然とした不安を歌っていると感じた。まさに映画の内容を表しているのだが、そんな曲をHave a Nice Day!というアーティスト名で、略してハバナイ!と呼んでくれ的にカギカッコつけて記載しているような人が作っているとは思えない。このアーティスト名ならもっとチャランポランな曲つくってくれ。おいしいハンバーガーとコーラめちゃ合う~ハッピ~!みたいな曲つくっていてくれ。


麻丘めぐみ - わたしの彼は左きき

ここで突然の70年代邦楽。以前実家の車に乗るときはだいたい70~80年代の曲を聞いていると書いたがそのときに改めてはまった。

正直麻丘めぐみめちゃ可愛いなこれ。なんだこの髪型。wikipediaにはこの髪型を姫カットだとあった。しかもお洒落のためではなく髪型のバリエーションを持たせやすいようにとの合理的な理由からこの髪型にしたと。100点満点の理由。そして可愛い。

当時この曲が売れすぎて左利きの商品が発売されまくったらしい。気持ちはわかる。とりあえず今は左手でスマホをいじってこの曲の再生ボタンを押している。


ネクライトーキー - こんがらがった!

バズリズムの今年これがバズるぞ!で3位になっていたバンドだ。完全にやってる。ゴリゴリのベースにキャッチーなキーボード、そしてアニメ声のボーカル。さらにはボーカルは低身長黒髪ボブ。売れる要素の役満だ。今年の秋ごろにアニメの主題歌とか歌ってそう。うわ~やってる~って思いながら聞いちゃう。めちゃ聞いちゃう。

ただこんだけキャッチーなキーボードが目立っているのに正式メンバーではないらしい。あくまでサポートメンバーらしい。シビア。そこはシビア。どんな事情があるか知らないが正式に加入してほしい。


xiangyu - 菌根菌

2018年9月から活動しているアーティスト。最初に出した曲の『プーパッポンカリー』もすごいよかった。MVもめちゃよかった。ぜひ見て欲しい。日本人女性アーティストらしいが正直いまいちよくわかっていない。でも曲はいい。

現在SNSくらいでしか情報がないが、それでもこうしてYoutubeやApple Musicで聞くことができる。いい時代だ。なんか水曜日のカンパネラの初期の感じがあるし、売れていきそう。頑張って欲しい。


CORY WONG  - Jax

CORY WONGとはこのギターの人である。チャキチャキとカッティングギターをかき鳴らしている。ただただかっこいい。やっぱファンクなベースとクリーンなカッティングギターの組み合わせは問答無用でかっこいい。

この人のことはSNSで流れてきて知った気がする。詳しく調べると最近VULFPECK(公式サイトかっこいい)というバンドとコラボやっていた。VULFPECKはもともとよく聞いていたし、この人の名前の曲名もあった。こうやって一応でも文章にまとめていくと、自動的にこういうことを調べるので知らずに聞いていたことを知れた。何も考えずに聞いていた。


ここでもう一度冒頭に出てきたチャズ・バンディックがアルバムについて語っていた言葉を載せたいと思う。

現代社会で文化がどれだけ消耗品となってしまったか。またそれがどのようにクリエイティヴィティに影響を与えているか。あなたが注意深く作品を聴こうが単に聞き流そうがそれはどちらでも構わない、これは創造力 / 創造性の為の音楽なのです。

心地いい音楽聞いているのに耳が痛い!!

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