語学学習~暗唱の効果~
こんにちは。
駆け出し通訳者の山戸です。
突然ですが、暗唱やっていますか?
暗唱を正しい方法ですればスピーキング、リスニング、発音に大きな効果がある非常に効果的な学習方法です。
ですがやり方を間違えると、応用の効かない死んだ知識となってしまいます。
この記事では私なりの暗唱の仕方をお伝えします。
1. 暗唱とは結果的に暗唱している状態が最高
意味の分からないタイトルかもしれませんが、効果のある暗唱とはこういうものです。
文章を片っ端から暗唱する、これも効果がないわけではありませんが、正直効果が薄いです。
私が暗唱をするときは、その文章を
暗唱、音読、リスニング、シャドーイング、リテンション、サイトラ、要約訓練、ひとりごと
すべてやります。
同じ文章を舐めつくすようにやります。
暗唱自体もしますが、それはあくまで復習の意味合いが強いです。
これをすべてやると、先ほど言ったように、
スピーキング力、リスニング力、発音
すべてが伸びます。
文章の長さにもよりますが、一つの文章に2週間かけることもあります。
このように学習していると、自然と暗唱できるようになります。
2. 単純な暗唱で伸びる能力は何か?
もし私が上で述べたような方法を用いず、文章片手にひたすら暗唱する、という方法の暗唱ではどのような能力が伸びるのでしょうか?
以前、私はこのような方法で暗唱をしていたこともありました。
確かに、この方法であれば暗唱に特化した学習方法であるため、暗唱できるまでに必要な時間は、私の方法より短くて済みます。
この方法でもスピーキング力は伸びます。
暗唱する過程で同じ文章を何度も読み返すため、スピーキング力に関しては私の方法と同等の効果があります。
3. それでも暗唱を自分流のやり方で行う理由
ただの暗唱ではまず、リスニング、発音の点であまり効果が望めません。
また様々な方法で1つの文章を攻略するので、一つの文章から様々な刺激が得られます。
非常に感覚的な話ですが、より深く文章を身に付けることができるような気がします。
私の場合、ただただ暗唱をしていると、暗唱自体が目的となり、文の構造を意識したり、イメージ化したりする作業を無意識におろそかにしてしまう事も多々あります。
そのような状態に陥るのを防ぐ効果もあります。
また自然と長い期間一つの文章を扱うことになるので、自動的に復習もできますし、文の要約訓練もだんだんとスムーズになってきてモチベーションも保ちやすいです。
暗唱で一番つらいのはその文章を暗唱を始めた時ですが、暗唱だけという方法だけで暗唱するわけではないため、そのつらい時も気づいたうちに乗り越えています。
というようなわけで私はこのような様々な学習方法を使って文章を暗唱します。
4. まとめ
暗唱は暗唱を求めるべきでなく、結果的に暗唱していたという状態が理想的です。
暗唱は目的でなく、語学能力を上げるための一つの学習方法です。
さまざまな学習をする中で、一つや二つは、精度を求めるものを組み入れるべきです。
そして暗唱はそれにぴったりです。
ぜひ、焦らず1つの文章を結果的に暗唱するまで極めてください。
きっと新たな世界が開くはずです。
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