全国的に生産された良質の肥料(糞尿弾)の出番   宮塚利夫(宮塚コリア研究所所長)

毎度尾籠なタイトルで申し訳ないが、今の北朝鮮を知るにはこのような奇天烈なタイトルで挑むしかないだろう。

5月に入り北朝鮮では全国的に「モネギチョントゥ(田植え戦闘)」が始まった。年初に全国的に生産された良質な肥料(強制的に納入させられた人糞)を投入した水田での国民総動員の田植えである。
「米は社会主義」「米櫃に米が足りてこそ社会主義社会は実現する」を建国以来標榜してきた北朝鮮にとって、田植えは農民だけの作業ではなく、全国民が作業に励まなければならないチョントゥ(戦闘)である。

中朝国境の中国側から北朝鮮の田植え作業を見下ろすことができるが、未だに大勢の人手による田植え作業である。

もっとも、北朝鮮にも田植え機もあるが、真ん中に座ったサングラスをかけた男性が機械を操作し、双方の側に座った女性が苗をいちいち補充する、自動田植え機とは言い難い代物ではあるが。

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