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【1分ネタ】失敗事例を聞いて回る

本日は「失敗の確率を下げる準備」という話をしたいと思います。

今私は、「グローバルで成功させるブランドを構築する」ということを「未経験という経歴」でチャレンジさせて頂いています。こんなことをさせてくれる会社に本当に感謝です。

一方で「未経験だから失敗してもいい」ということは絶対になく、必ず成功させなければなりません。(結構なプレッシャーです...汗)

まず状況を整理すると、社内にグローバルで成功している(信頼を勝ち得ており、継続成長の軌道にのっている)ブランドはない、ということ。つまり、社内に「成功事例は存在しない」ということなので、社内に成功事例の話を聞きに行くのは辞めました。逆に、「やって失敗したことは何か」という話を聞いてまわりました。
(一旦社内の話に限定して話を進めます)

そこで現時点で明確になったことは次の3つでした。

①事業の軸を腹落ちするレベルまで定義せず、曖昧にして事業をスタートさせたことにより、アクションがブレ、お客さまの信頼が積みあがっていかない
②日本人向けブランドメッセージとして文脈で伝わるように(ハイコンテクスト)設計したため、海外のお客さまに刺さらない(ローコンテクストの文化の方に伝わらない)
③情報をギリギリまで隠し、ブランドローンチと共にマーケティングを仕掛けたが、認知が無く、瞬間的な顧客獲得が出来なかった

ここで、「この取り組みはやらない」ということを決めました。

これが「失敗の確率を下げる準備」ではないかと思います。正直、この「やらない」という意思決定をしたところで「成功の確率」は上がりません。

ただし、「同じことをしたら、確実に失敗」します。

今、具体的には下記のように進めています。
①事業の「パーパス・バリュー」を腹落ちレベルで設定
②ローコンテクスト文化の方に明確に伝わるメッセージをつくる
③今からお客さまとコミュニケーションを取り、関係性をつくる

本日は「失敗の確率を下げる準備」という観点で話をしました。
よくある「成功事例」は(その文脈においての)「成功事例」であって、全てにおいて「成功の確率を上げるものではない」と考えています。

ただ、「100%失敗すること」は共通なことが多いです。
この取組みの成果は、進捗に応じて共有させて頂きます。

何かの気づきになれば幸いです。

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