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『SDGs17の目標』よりもっと前に理解しておくべきこと 【その2】

本日は前回の続きの記事にらなります。前回はSDGsに関しての『私の捉え方』の話をしました。

今回は、『SDGsの思想と目的』について話します。
まず、ここを理解するためには、そもそも世間で話題となっているSDGsとはどこで生まれたか、を知る必要があります。

『SDGs』とは2015年9月に、国連総会において全会一致で採択された『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』のことを指します。通称『2030アジェンダ』と呼ばれるものです。

この『2030アジェンダ』は35ページから構成されており、以下の内容となっております。
①前文
②宣言
③17の目標と169のターゲット
④実施手段とグローバルパートナーシップ
⑤フォローアップとレビュー

これを知っておくだけでまず、『17の目標』は①前文と②宣言があった上で設定されたもの、と理解ができるはず。

つまり、SDGsの思想と目的は『前文と宣言』の中に表されており、ここの内容を理解した上で、17の目標に取り組むのと、理解しないまま取り組むのは、取り組みの質に大きく影響するはずです。

是非一読をオススメします。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf
(2030アジェンダ 外務省日本語訳)

その中でも特に下記項目は押さえておくべき考え方だと思います。

①より大きな自由(in larger freedom)の実現

一人ひとりの「人生における選択肢を増やす」というメッセージだと受け取っています。貧困問題などにより、生まれながら選択肢が制限されている人達に対して、人生における選択肢を増やし、活躍できるような世界を目指していること。多くの選択肢の中から自分らしい人生を選ぶことができる世界を目指すことが表れているメッセージです。

②誰一人取り残さない(no one will be left behind)

格差の無い世界を目指すこと。そして障がい者やLGBTの方々の権利が蔑ろにされない、社会的少数者を含む全ての人が社会に参画できるような世界を目指していることが表れるメッセージです。

③地球が現代及び将来の世代の需要を支えることができるようにすること  (it can support the needs of the present and future generations) 

「サスティナブルの定義」であり将来の資源の先食いをしないことを表していると考えています。「今の世代」と「将来の世代」のニーズを両方満たすことが示されており、これが「持続可能(サスティナブル)な社会」であると理解できます。「世代を超えること」これが大切であると。

このあたりをしっかりと理解をしておくと、今後の取組みについて「本質を突いた」「効果的な」取り組みが可能になると考えています。答えは一つではなく、この方向性に沿って考えて、導きだした答えは全て「SDGsを達成するための活動」となります。

ここには、大きなビジネスチャンスがあります。私自身、まだまだ勉強不足ですが、「SDGsの本当に意味すること」を正しくとらえ、ビジネスにつなげていきたいと思います。

次にこのテーマの記事を投稿するときは、自分のビジネスに具体的に取り入れた「リアル」をお伝えしたいと思います。

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