【計画停電〜お客さんのファインプレー】
最近めっきり寒くなりましたね(^^;
猛暑続きだった昨年の夏は、電力需要の増大から、全国民が節電に努めて乗り切りました。
皆さん覚えているだろうか？東日本の震災後、節電のため地域を区切って2時間程度電気を止める｢計画停電」のこと。
商売をされている方はご苦労されたことだろう。
スーパーマーケットなど冷凍冷蔵ケースが並び、ショーケースの電気も消える。それより全て電気で動くレジが使えない💧補償も無いし、その時間は開店休業どころか、夕方のピーク時間に電気を止められたらその日はアウトである。しかし非常事態ならそれに協力するのも企業の務めである。
田舎にあった我が店舗、ちょうどその日の夕方4時〜6時が計画停電で電気が止められた。売上げのピークであるその時間の停電は本当に痛い(T . T)。
地域にはウチしかスーパーがない、まさに電気と共に大事なライフラインなのである。
しかし、田舎のばあちゃん達に｢計画停電」など関係ない！
いつもの様にいつもの時間に買い物にやって来る。
その日は孫？の車に乗ってやって来た。田舎の冬は日が短い、真っ暗な店舗におばあちゃんは入ってくる。
店長｢すいません、今日は計画停電だからもう閉店します🙏🏻」
👵｢そんなもん知らん！買い物させろ」
押し問答を見ていた孫が店員に詰め寄る…。
孫(ヤンキー風) ｢オイなんだと！ウチのばあちゃんに買い物させないのか💢」
｢暗くて危険だし、レジも打てない」
店員が説明しても納得しない様子、困った。
孫 ｢んじゃ、店が明るくなりゃいいんだろ？俺が明るくしてやるわ！」
そう言って彼は、乗ってきた軽トラのヘッドライトで店内を照らし始めた！おまけに投光器も参戦！居合わせた他のお客さんや従業員も、それに習って店内を照らした！
照らすライトの高さは、ちょうど腰の曲がったおばあちゃん達の目線と同じ｢ゴールデンライン(業界用語)」欲しいものだけが見えている (笑)
孫 ｢これでいいずら！早く売れし(甲州弁)｣
知らずに来た他のお客さんも拍手喝采👏👏
店長の指示で、一人づつ付き添いながら買い物してもらい、レジは電卓で計算して事なきを得た😅💦
レジ女性 ｢おばあちゃん、停電でレシートも出ないし、ポイントもつかないんだけど？」
👵 ｢そんなもん要らん、ゴミが増える！」
レジ ｢停電だからお釣りも出ないけど！」
👵｢それだきゃダメだ💢ちゃんと出せ！」
レジ ｢冗談よっ(^_−)−☆」
婆も笑う👵 会計待ちのお客さんも笑う👩🏻
孫のファインプレーで危機を乗り越えた！(このことは地方紙に投稿された)
そんなに大したことではない。普通の人が｢なんとかしよう」としたに過ぎない。困った時には日本中でたくさんのドラマが生まれている。
きっとこれからもなんとかする。
この冬も電力ひっ迫は必至のはず。いろんな議論は置いといて、みんなで節電に努めましょう！それにしても電気代高いですね💦
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